降魔の剣―日向景一郎シリーズ〈2〉 (新潮文庫)
降魔の剣―日向景一郎シリーズ〈2〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
再読。冒頭から別人かと思うほど、景一郎は普通に暮らしている。鉄馬を叔父、森之助を弟として薬問屋に身を寄せて。でも一皮剥けば、やはり〝鬼〟。狂気じみた魔剣は殺人に対して禁忌を持たず平等だ。グズグズになってしまった鉄馬や、憧れの兄に追いつきたい森之助らが人間臭くあるのに比して、景一郎はもはや別次元の生き物。最後には普通に老中に喧嘩売ってるしね。この家族の行く末が気になった再読です。
2019/05/30
Nobuko
再読 1巻よりは落ち着いて読めました 相変わらず強い強い!!さて未読の3巻へ
2021/09/29
kinghaya
★ 物語の骨子を作った巻だと思う。周りの登場人物も個性的な。
2019/06/22
あさえ
一巻は章ごとに色んな場所に行ってたけど、今回は一ヶ所に落ち着いてやっと始まった感が。景一郎は相変わらず偏屈だけど、それを取り囲む人々の人間模様がなかなか楽しい。そしてやはり北方さんは飽きない
2019/07/22
brink
景一郎の凄絶殺戮けもの一人旅だった前作。今作は、景一郎の周りの人々の持ち込む事件で、巻き込まれ型に話が動いて行くので、雰囲気が全然違う。けもの道を極めつくして、今度は焼き物。土と対峙するひとになってしまった景一郎の精神の落ち着きっぷりのせいでしょうか。剣鬼系だと思っていた小関さんのダメっぷりにはがっくりしつつも親しみも。ちょっとアットホームな薬種問屋寮の雰囲気とか、普通の時代劇として読みやすくなってた感じでした。しかし、どこまで強くなるのかな、主人公。
2011/06/27
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