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エゴイスト入門 (新潮文庫)

エゴイスト入門 (新潮文庫)

エゴイスト入門 (新潮文庫)

作家
中島義道
出版社
新潮社
発売日
2010-05-28
ISBN
9784101467290
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エゴイスト入門 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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さきん

公共の場をどう改善するのかが必見。日本人はまだ公共の場をお上のお許しの下で与えられているという感覚から抜け出せずにいるので、景観を害する、タバコを捨てるななどスローガンの入った看板を撤去するようにお願いすることもできないし、もはや無感性になっている。また、日本の個人主義、西洋の個人主義との違いの説明が一番読んでみて良かった。日本的エゴイストというのはこういうものかと157ページ当たりが明快に解説していた。

2018/11/03

すぎえ

著者はおそらく興味もないのでしょうが、解説を読んだらおそらく不快感を抱くことはきっとまちがいないですね。偶然、因果性についてはあーなるほどっと思った。一時に比べて自分自身が科学崇拝者にちかずいているし、じっくり読み込めてないからと言い訳を加えるにしても哲学的センスはないと実感する。それは良いことだと思う。ただ、感受性についての祖語にかかわる話については非常にここちよいというか、不快の知覚言語がしみ込んですっきりした。(注)やんでるわけではありません。

2010/07/04

ichiro-k

著者にはめずらしく、読者を意識した文章。この頃に文筆家で食って行こうと決断したのか?単なる躁状態だったのか?わからん。本書紹介が「勝間和代」の不愉快極まりない紹介文でレビューどころではない。著者の本を読んだとは思えない「やっつけ・自意識過剰の紹介文」の垂れ流し。著者や出版社のブラックジョークなのか?寿司にソースをつけて食べたような読書感。この輩は国政にでも立候補する気なのか?

2010/06/09

人工知能

哲学者というならず者がいるの改題文庫版であり、中島さんのエッセイを集めたもの。題名からは連想されないほどの中身の充実っぷりで、単純に読んでいて面白かった。人とは違うことを「ジコチュー」と片付けてしまうことこそがエゴイストであり、そんな日本人的空気と戦うこの人の著作は気に入っている。最後の自殺のはなしは重かった。

2015/02/24

テツ

大多数の良き人々とは相容れない、自分勝手でワガママな(若干の自虐とアイロニーを込めつつ)とてもイノセントな自分の感受性をそのままに生きることの困難さ。そしてその大切さ。自分の内なる物。思考している事柄。全ては外の世界に向けて言語化しなくてはならない。自らの信念を揺らぐことなく貫くためには、自らの哲学と言葉を構築しなければいけないんだろうな。

2014/10/26

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