キネマの天地 (新潮文庫 や 25-1)
キネマの天地 (新潮文庫 や 25-1) / 感想・レビュー
AICHAN
図書館本。映画『キネマの天地』の台本。のほかに制作の野村芳太郎、監督・脚本の山田洋次らがこの映画に込めた思いを語っている。先日、この映画を観た。映画好きの映画好きによる映画好きのための映画だと思ったが、やっぱりそうだった。そういう映画は観客をも巻き込むヒット作になるとは限らないが、この映画はヒットしたようだ。台本なんて読む機会がないので面白かった。映画の場面場面を思い出しながらしみじみと読んだ。映画人は熱い! 映画のクレジットさながら、出演者はもちろん関係者みんなの名前が出ているのもいい。
2016/12/14
Takao
1986年6月25日発行(初版)。1986年に公開された映画「キネマの天地」の脚本。古本での購入なので入手時は不明。もう30年も前の映画なのか。改めて脚本を読んでみると、映画のシーンが浮かんでくる。新人女優田中小春があるシーンで行き詰ってしまい、「女優やめたい」という小春に父親の喜八が、かつての小春の母親とのやりとりを語る場面では、渥美清の演技が思い浮かび、なぜか涙が湧いてきた。巻末には升本喜年「『キネマの天地』の背景」を収録。
2017/12/07
煮卵
松竹映画。山田組。
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