辞書はジョイスフル (新潮文庫 や 41-1)
辞書はジョイスフル (新潮文庫 や 41-1) / 感想・レビュー
Tonex
その昔、辞書がマイブームだったことがあり、辞書の本だと思って買ったらジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』の翻訳の裏話の本だった。この本を読んで柳瀬訳『フィネガンズ・ウェイク』を理解するのは不可能だと悟った。
2016/02/15
還暦院erk
図書館本。冒頭文「まず、おそろしくものを知らない。だからしょっちゅう辞書を引く。」に打たれた。わたしも日々辞書引きまくってるが、ヤナセさんが「ものを知らない」ってマジですか?p86~『熟語本位英和中辞典』を見てみたくなって米寿の父に聞いてみたら「若い頃持っていたがさすがに処分してしまったな」と。代わりに『齋藤秀三郎伝』という蔵書を貸してくれた。『諸橋大漢和辞典』も実物を引いてみたくなった。図書館にあるかな?p206~の漢字話は幹事と監事が莞爾として笑う感じ。龍4つで一字の漢字とか必見!「字引網」欲しいよ。
2018/03/20
Haruka Fukuhara
日本語の芸術家、柳瀬尚紀の面目躍如。面白かった。辞書ともっと仲良くなりたくなる。
2017/03/05
ネムル
たかが言葉遊びを突き詰めると、芸になる。「翻訳不可能」という語をぶち壊す、言葉の世界の広さに終始驚きっぱなしだったが、同時に『フィネガンズ・ウェイク』を読もうという意志が失せたのも事実。この一冊でお腹一杯。
2010/06/22
ami
ジョイスフルだった
2017/04/12
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