編集狂時代 (新潮文庫 ま 27-1)
編集狂時代 (新潮文庫 ま 27-1) / 感想・レビュー
あっきー
⭐4 学生の頃、周囲の先輩や同級生たちが面白いぜと読んでいたものを自分も読んだりした、その時の本や著者がこの本にゾロゾロ登場している、その頃の流行だったのかそれとも自分の周りに70年代と同じ空気が流れていたからか、自分は新しい考えだと思っていたが逆にチョット古い、だけど自由で貴重な雰囲気だったと言えるかもしれないなー 読んでみたい本は「ガロ」編集長、 路上観察学入門、外骨という人がいた、京都おもしろウォッチング、 東京百話〈天の巻〉、ちくま文学の森
2021/06/12
ステビア
オタク少年がガロのお手伝いから筑摩書房役員になるまでの記録。楽しく読んだ。
2020/04/09
しろ
☆6 このタイトルのまま映画化できそう。編集者の半生を描くというより、まさに松田哲夫という一人の人間を描いていた。高校生のころから現場で経験し、筑摩書房の編集者になってからも精力的な活動をみせ、「王様のブランチ」のコメンテーターやある企業のCEOにもなったりと、振り回されながらも成功をおさめていくのはどっかの主人公のよう。赤瀬川原平や南伸坊などの仲間とともにひたすら自分の「大好き」を「大好き」な形に、本にしていく。楽しんでやってるのがよく伝わってくる。宮武外骨という雑誌屋が妙に気になった。
2012/03/08
KJ
編集とは出版に止まらない。選挙運動に会社経営に漬物まで。世の中の凡ゆる事象がメディアであり編集可能だ。即ちメディアの数だけ編集は存在する。メディアは乗り物であり遊び場。まず自分自身が楽しむという感性が編集者にとって重要だ。編集の要は人間。様々な人との出会いが様々な企画を生み出す。個性的で魅力的な作家との濃密な時間が編集者としての人格を形成していく。意図的に求めるのではなく自分の好きな事に対する集中力と誠実さが有れば波長の合う人とも巡り会える。好きな事を生業にして人生の道を切り拓く秘訣が詰まった一冊だった。
2021/07/18
春雨
なにもかもがすごい。人脈も行動力も思考力も、なにもかも。
2012/11/30
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