梶原一騎伝 (新潮文庫 さ 45-1)
梶原一騎伝 (新潮文庫 さ 45-1) / 感想・レビュー
ミスターテリ―(飛雲)
大好きだった梶原一騎と手塚治虫、戦後日本が生み出した天才だった。同じ漫画の世界で子どもたちに夢を与えたヒーローだったのに、二人とも強烈な印象を残して昭和の終わりにあっという間にいなくなってしまった。手塚先生のことはいろんな本を読んだが、梶原先生のことは「巨人の星」「あしたのジョー」たくさんの漫画の原作者だったことは知っていたが、暴力事件や女優とのスキャンダルなど栄光の日々と晩年のギャップの差がありすぎ、記憶のなかでは悪いイメージしかなくなぜ、どうしてという想いが強かったが、この本を読んでやっと理解できた。
2022/12/30
姉勤
ある世代には熱狂的人気がある、巨人の星、あしたのジョー、空手バカ一代などの有名マンガの原作者として、また格闘技のプロモーターとして知られる梶原一輝。生い立ちと生き様を取材とインタビューで。コンプライアンス全盛の現代でなくても眉を寄せる彼のパーソナリティー。それをかき消すほどの才能の光があったのは確かかもしれない。それはともかく、平成の世に再販されたとは思えないほど偏った書き振り。日本のいわゆる左翼とはダブルスタンダードと同義の再認識、もとい、幼稚な精神は必ずそれとなる。
2018/04/24
さきん
明日のジョーや巨人の星等で有名な梶原一騎の人生を振り返る内容。口よりも手が出る人なんて勘弁だが、そういう人だからこそ暴力の描写に富んだ作品が多い。絵よりも物書きだったことは知らなかった。
2017/03/16
i-miya
2006.03.26 P108 高森龍夫(父) 『新生』青山虎之助 S23廃刊 高い原稿料、苦しい生活 高森朝樹=梶原一騎 高森真土=真樹日佐夫(弟) P118 荘司としお ピストン堀口 鉄道死 パンチ・ドランク 東京都立誠明学園(学校ではない) 救護院 感化院 M33 留岡幸助 P130 ノックアウトQ 山川惣二 ダンテ 神曲 P137 第3章 青春 後藤篤子との結婚(S39) 19歳と27歳
2006/05/04
nippon
全く梶原一騎世代ではないのだが、思春期にハマッタ。 近くにいて欲しくないけど、こういう人物には引き込まれるよね 男臭いです
2014/01/03
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