黄泉びと知らず (新潮文庫)
黄泉びと知らず (新潮文庫) / 感想・レビュー
秋製
8編からなる短編集。初、梶尾さん。黄泉びと知らずは、黄泉がえりのスピンオフ的な話。後はSFやホラー系の話で、ブラックジョーク、ユーモアがたっぷりと含まれていたと感じました。
2013/05/20
BlueBerry
黄泉がえりのスピンオフのほかはあまり印象が残らない本だった。
2013/10/12
Tadashi_N
色んな梶尾真治作品の派生に思える。面白い。
2019/05/09
ちはや@灯れ松明の火
逢いたいと思う気持ちが降り積もっては心を押し潰していく。願いは叶わない、想いは届かない、もしもを幾度繰り返しても時は戻らない。あなたのいない世界で、また今年も桜は素知らぬ顔をして散り急ぐ。あの姿を再び見ることができるなら、どこまでも追いかける。魅入られたように、月に焦がれるように、身体が朽ち果てても探し続けるように。奇跡の破片を握りしめて、あの声をもう一度聞けるのなら、何度でもその名を呼び続ける。逢いたいと希う祈りはあなたのいたこの世界に深く息づいて、つむじ風に舞う桜のしずくが哀しみをそっと撫でていく。
2017/03/10
緋莢
息子が十歳で亡くなったのをきっかけに離婚した夫婦。美容師をしている妻は、熊本で死者が戻ってくるという現象が起こっていることを知る。同時に、夫から「熊本に行こうと思う」という連絡が入り…表題作含む8編を収録した短編集。帯やあらすじに<原作でも映画でも語られなかったもう一つの『黄泉がえり』>と書かれています。が、『黄泉がえり』に関わってくる短編は表題作のみ。他のは全く関係ありません。どうやら、映画『黄泉がえり』の ビデオ、DVDの発売&レンタルが近い時期に出たようで(続く
2024/03/06
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