穂足のチカラ (新潮文庫)
穂足のチカラ (新潮文庫) / 感想・レビュー
BlueBerry
序盤は家族がそれぞれ持つ屈託の説明で、それが結構長いものだから読んでいて辟易してしまいます(笑。序盤はある程度読み飛ばすくらいが丁度良いと思いました。必要なら読後再び読み返せば良いと思いますが、それもおそらく必要ないでしょう(笑。穂足が意識を失ってからは奇想天外な部分もありましたがなかなか楽しかったと思います。ちょっと長いけれどスムーズに読めたのでお勧めしておきます。
2013/10/09
りょうこ
少し不思議なお話でした。こんな感じの話し好きだー!(笑)結構な厚みがあるのですが波にのれたので一気に読了です。中盤からSF?なのか方向性がよくわからなくなりましたが、それもなんだかどうでも良くなるぐらい一気に読まされました。そのうち私にも幸福の握手が回ってきたら良いな。
2012/03/16
た〜
やっぱり登場する機敷埜老人(笑)それから月代さんって、お侍さんの頭かよ。読み方は「さかやき」じゃなくて「つきよ」だけど、どうにも頭のなかでちょんまげ頭の剃った部分に変換されててしまう。閑話休題。不思議な力で人々を善良に変えてしまう話。一見素晴らしいことに見えるけれど、活力を失って人類衰退に繋がる恐ろしいことだと思う。まあそれこそが「全存在」の狙い目なのだろうけど。
2017/06/13
HaruNii
されぞれが問題を抱える家族たち。その中にいる子供穂足が奇跡を起こし、家族それぞれの弱みを克服する。 この家族だけ救っても周りの人が不幸になるのではと思いきや、穂足のチカラは家族だけにとどまらない壮大なチカラだった。 全ての人間何かしら悩みを抱えているが、自分の気持ち次第で変えられるんだという気持ちにさせてくれる気持ちのよい作品。一つ注文があるとしたら、月代の借金はパチンコ以外の方法で返済してほしかった。
2016/11/26
佳乃
凄く不思議な話。穂足が事故にあったことで、今までバラバラだった家族が一つになること。そして、心に何かを抱えていたはずなのに解消されていくこと。穂足が人類を明るい未来に還る存在であったこと。凄いな、穂足がいるだけで心が和む。
2014/01/02
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