黄泉がえり again (新潮文庫)
黄泉がえり again (新潮文庫) / 感想・レビュー
初美マリン
確かに熊本地震が起こったために書かれた作品だったろう、皆を励ますためにわがんばれー
2019/07/30
あも
ビバ熊本!昔、映画は観たけど最後に山の中に黄泉がえった人たちが戻っていったなぁ…ぐらいのふんわりした記憶しか無かったが面白かった。前回の話から17年が経ち、熊本は大地震の傷をまだ深く残している状態。そこに2度目の黄泉がえり現象が起き、しかも恐竜やまさかの"あの人物"まで。ラストは予想外だったが、全編とおして著者が郷土を愛し、地震で今なお苦しむ熊本の人たちに勇気を与えようという気持ちが伝わってきて何度か目尻がうるんだ。とにかく"あの人"が出てくる度にテンション上がりっぱなしで楽しい読書だった。また熊本行く!
2019/07/29
ゆみねこ
熊本を襲った大地震から2年後、黄泉がえり現象が再び発生した。彼らは何のために戻ってきたのか?壮大なエンタメ作品でしたが、前作の方がインパクトが大きかった気がします。あの方の復活がキーに。
2019/05/22
keroppi
2000年に刊行された前作「黄泉がえり」は、人を思う気持ちを切なく描いていて心に残っている。映画の柴咲コウの歌も印象深い。そして、黄泉がえった人達が熊本を地震から救う話だった。その後、2016年に本当に地震が熊本を襲った。本作は、その後書かれたもので、熊本の「よみがえり」を強く願う内容になっている。それも感傷的にならずに。私の故郷も熊本であり、深い感慨を持って本作を読んだ。熊本は、たくましく、よみがえるのだ。
2019/04/08
at-sushi@ナートゥをご存知か?
熊本で多くの死者が蘇り、やがて消えた事件が発生してから17年。地震後の熊本で再び死者が蘇る事象が発生。今回は恐竜・ミフネリュウや加藤清正までもが復活!震災後の県民を励まそうと地元紙に連載されただけあって、前作のような悲壮感は薄く、身近な街や店が実名で登場し、清正公も大活躍と、県民的にはニヤニヤしてしまうが、ストーリー的には風呂敷拡げっぱなしという感じで県民以外には需要無さそう、というか会話文もゴリゴリの熊本弁なので読めんだろコレw
2021/10/01
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