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迷宮遡行 (新潮文庫)

迷宮遡行 (新潮文庫)

迷宮遡行 (新潮文庫)

作家
貫井徳郎
出版社
新潮社
発売日
2000-10-30
ISBN
9784101499116
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迷宮遡行 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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chiru

失踪した妻を取り戻す!失業中のアウトローが巻き込まれる和製ダイハード!『走らなあかん 夜明けまで』の作風と似てめちゃくちゃ面白い!主人公はヤクザや暴力と無縁の一般人。平凡で情けない主人公が後半、男らしい活躍を見せてくれたと思ったら唐突な大転換。好きだから言えなかった秘密。それが悲劇のゴールへと導いていく。主人公は頼りない男だけど妻を探す執念だけは男らしくてかっこいい!ヤクザに脅されようがマフィアに拘束されようが全然諦めない。妻を愛する情熱だけで走り回った、タイトル通りの『迷宮遡行』でした! ★4

2022/08/23

とも

初、貫井徳郎。「迷宮遡行」やなんて、ちょっと堅苦しい?題名から硬めの内容を想像して読んだけど、軽いタッチの文章と、大衆的な内容に肩透かしを食らった感は否めず。 最後のあの終わり方は果たしてありなのか?

2016/05/09

えみ

全力疾走、怒涛の展開。まさかの着地点には少なからず動揺が走る。大小様々、誰にでも一人胸の内に留めておきたい秘密くらいあるだろう。家族恋人友人etc.秘密という静かな嘘はときに相手を思っての事であることを忘れてはならない。…ただそれが全てを覆す最上級の秘密だったならば、どうだろう。愛する妻は何者?妻の突然の失踪で、うだつが上がらない男の人生は一変する。一般庶民のはずの妻の行方を追う暴力団組織、その背景に見え隠れするのは知らされていなかった妹の存在と、組長狙撃事件?謎と疑念が織り交じる愛と後悔のミステリー。

2022/11/06

ワレモコウ

失業中の迫水は、ある日突然家を出た妻・絢子の行方を追う。数少ない手がかりを辿るごとに、絢子の出自は謎に包まれていることを知る。やがて日本最大の暴力団・渡辺組や対立する神和会、台湾マフィアが絡む大騒動に巻き込まれる。まず迫水のキャラが、前半と後半でガラッと変わったのに驚いた。初めは軽いタッチのハードボイルド(ん?矛盾してる?)かと思いきや、ラストはどっぷりイヤミス貫井さんでした。なんか救われなさすぎて…もう一度書き下ろして欲しい気分。迫水の兄がいいなぁ。彼で作品作って欲しい。

2021/12/10

Tsuyoshi

不動産会社をリストラされた主人公・迫水が突然失踪してしまった妻の行方を追うべく調査に乗り出すうちに、組長の銃殺事件に妻が関わったとしてヤクザに追われてしまい、銃殺事件の内幕と妻の素性を追う展開に。最初からヘタレ全開だった主人公だが、友人が殺害されると態度が一変。俄然盛り上がりを見せたがラストが尻つぼみだったなぁ。

2017/09/05

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