KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

灰色の虹 (新潮文庫)

灰色の虹 (新潮文庫)

灰色の虹 (新潮文庫)

作家
貫井徳郎
出版社
新潮社
発売日
2013-10-28
ISBN
9784101499130
amazonで購入する

灰色の虹 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ミッフー

読前は700p超す分厚さにマジびびる😰ところが何の👍大半通勤途中読で4日で完読🎉先が気になりページが進む進む👀これだけの長さで間延びするところはなく、各項目が当事者主観で描かれており感情移入もしやすい❗️俗に言う冤罪小説であるが侮ることなかれ🤔明日は誰もが罰せられる側、罰す側になり得るようで恐怖を感じる😰それにしても、満員通勤電車、ちょっと身体が触れただけで般若の面して睨んでくる女性💦彼女たちには天誅を💪そんな輩に限り鏡で己を冷静に判断しろと言いたくなる😓そんな僕も冤罪要員てかっ⁉️💦

2019/08/21

あも

圧巻の貫井劇場。700頁越えを一気読み。身に覚えなき上司殺しで逮捕された江木。数年後、冤罪に関わった刑事や裁判官が次々に殺される。事件を追う山名刑事中心のリアルタイム部と、冤罪事件の過程を描く過去パートが交互に進む。後者では人生を奪われた男の苦しみが痛い程伝わり、復讐を応援したくなる。しかし本作の卓越した点は復讐される側の人生までも色濃く描いた事。彼らが単なる悪徳刑事や無能検事なら良かったのに。やるせないラストとそれを更に高めるエピローグに声を失う。復讐とは?に対する答えなき答え。冤罪小説の一つの到達点。

2018/07/05

ヤマタマ

★★★★☆愚かな人間、救いようのない話。長いページ数に渡ってそれを描ききる文章力が凄かった。

2015/06/14

miww

救いのないお話でしたが先が気になり一気読み。貫井さんやっぱり面白い。どこにでもいるおとなしい市民がある日突然「冤罪」の当事者になる。次々に殺されていく事件に関わった刑事、裁判官。伊佐山刑事、目撃者の雨宮には酷い嫌悪を感じる。こうやって「冤罪」は作られていくんだ。偶然にもさっきテレビで警察の取り調べを録音した音声が流されていた。あんな風に凄まれたらそこから逃れたいと犯してもいない罪を認めてしまうのかもしれない。「復讐」は罪なのか。分からなくなる。そして今日も冤罪は作られていくのか。

2016/04/16

ペーパーピーポー

復讐のため暗躍する江木。 これが時代劇なら稀代の英雄と称えられるのだろうが、これは現代劇。 英雄どころか、この上なく悲しい末路を辿ることとなる。 富裕層ではなく、ありふれた一般市民の転落人生を描いているところが、現実味を感じさせる。 傑作と呼ぶに相応しい面白さ。 貫井本の中で一番好きかも。

2017/02/26

感想・レビューをもっと見る