芭蕉入門 (新潮文庫 B 5-2)
芭蕉入門 (新潮文庫 B 5-2) / 感想・レビュー
nobito
6編の独立した作品から成り立っています。特に興味深かったのは最初の2編で、芭蕉(とその門人)の連句の紹介。連句の面白さがわかったような気になれましたし、7部集を連句から見た評価というのも新鮮でした。ただ3編めは駄文過ぎて最低。露伴の文章は特に好きなんですが、この人の論説や随筆はどうも空転しているようなものが多くてガッカリさせられる事があります。残り3編は芭蕉の句の解釈を簡単に列記したもの。あとがきによればなかなか含蓄のある解釈らしいのですが、私にはわかりませんでした。
2019/04/14
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