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君と過ごした嘘つきの秋 (新潮文庫 み 54-2 nex)

君と過ごした嘘つきの秋 (新潮文庫 み 54-2 nex)

君と過ごした嘘つきの秋 (新潮文庫 み 54-2 nex)

作家
水生大海
烏羽雨
出版社
新潮社
発売日
2015-06-26
ISBN
9784101800370
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君と過ごした嘘つきの秋 (新潮文庫 み 54-2 nex) / 感想・レビュー

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えりこんぐ

『夏』に引き続き勢いのまま読了。今回は骨格標本落下と、一年前の屋上からの転落事件との絡み。またあの5人に会えた。響が学校で楽しそうにしているとホッとする。前回はイラついた市場理子も、慣れてくるとちょっとかわいい(笑) ミステリー要素も前作よりは濃いけど、やっぱり中学生向けかな。しかし屋上から転落しても警察に届けたりしないって大丈夫なのかな。この進学校に友樹が入れたのが一番の謎でもある。

2017/10/11

dr2006

映画研究部の部室に保管していたはずの骨格標本が、中庭で大破散乱した状態で見つかった。過去に起きた学生の転落事件の歯止めで立入不可となっているはずの屋上から落とされたのか?と騒ぎになる。誰が何の目的でそんな事をしたのか?前作「消えない夏に僕らはいる」で仲間となった5人(宙太、ユカリ、友樹、響、紀衣)の高校生が挑む学園青春ミステリーの第二弾だ。事件の日、部員減少に喘ぐ映研の撮影を手伝っていた響と友樹は、部室から骨格標本を持ち出す機会があるとして容疑者となってしまう。仲間の疑いを晴らせ!宙太の導いた推理とは?

2020/10/28

だんじろー

見取図がないので位置関係を想像するのに骨が折れた、と、何気に骨格標本とかけてみた。謎解き部分はさすが水生氏、なかなかのもの。だけど宙太の推理過程をもっと読み手に分かるように書いてくれると助かるなあ。鍵のやり取りも複雑過ぎて分かりにくいし。加えて、綺麗にまとまったように見えてるものの、〇〇先輩がとても気の毒に思えて…。

2016/09/24

ami*15

「消えない夏に僕らはいる」の続編。花壇にバラまかれた骨格標本から始まった今回の出来事。映研との絡みや先輩の落下事件など増えていく謎と前作に比べたらわりとシンプルな青春ミステリーらしいネタを扱っていました。でも私としては前作の黒→白になるような雰囲気の方が好きだったり。作中に答えをあえて示さない「リドルストーリー」という言葉がよく出てきましたが、この物語こそまさにそれなのかもしれない。曖昧でもやっとしたラストにはどこか罪悪感も残りました。今作を色で例えるなら薄い水色→灰色といったイメージですかね。

2018/06/09

まりも

シリーズ第二弾。5人は人体模型落下事件の犯人を捜すために、過去に起こった落下事件の謎を調べていく…な話。主人公5人組の役割がしっかりと決まっていたからか、登場人物一人一人の個性が活きている展開になっているので前回よりも面白かったですね。サブキャラも存在感があるし、ミステリー要素以上にキャラクターが魅力的なシリーズになったような気がします。群像劇なので今誰が語っているのかを把握するのにちょっと手間取ったけど、キャラの特徴さえ掴めばそこも問題ないですね。次の季節は冬だろうし、次巻も楽しみです

2015/07/03

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