謎好き乙女と壊れた正義 (新潮文庫nex)
謎好き乙女と壊れた正義 (新潮文庫nex) / 感想・レビュー
papako
シリーズ2巻。またまた春一くんはめんだくさいなぁ。でも、読んでるとそのめんどくささが癖になる。早伊原のテンプレ毒舌キャラも絶好調で、またまた青春してますなぁ。篠原先輩のトリックには引っかからなかった。浅田くんは罪な男だねえ。ラノベらしい思わせぶり感たっぷりなので、そのつもりで読まないと本を投げそうになってしまう。でも、読み終わるとまたこの思わせぶりを読みたくなる。私も十分めんだくさい。
2017/06/09
佐島楓
文化祭という非日常で起こるいくつもの事件。正義のみを追い求めるのは、はたして正しいことなのか。ジレンマと幼い恋心が描かれ、複雑な気持ちになりました。高校生活って共学ならこんな感じですよね。もう遠いものになってしまいましたが・・・。
2015/11/03
ソラ
正しくあろうとすることが必ずしも自分にとって正しくは無いのかもしれない。しかし、それを認めてしまうと自己矛盾が起きてしまうからそれは無意識に発露されてしまうみたいな感じな事だろうか。前作ほど一気にってことは無かったけれど、面白かった。
2015/09/15
Yobata
藤ヶ崎高校で開かれる学園祭“紫風祭”に使途不明金疑惑のある実行委員長の篠丸先輩を探る為、早井原樹里と回る事に。そこには異なる模擬店の看板,七不思議の紙ふぶき,不正の告発と謎が続出し、篠丸先輩の暗躍も進み…。学園祭編。前回過去との因縁を解決できた春一君だったけど、今度はそれを学んでか他人の青春に決して踏み込まないと殻を閉ざすように。早井原もミステリに対して貪欲な容赦なさを見せる極論派だけど、春一君も自虐的に極論派だね…。そんな自分とは正反対な篠丸先輩の“正しさ”に憧れ、先輩を守る為に嘘の推理を組み立てる→
2016/08/07
よっち
賭けに負け藤ヶ崎高校の学園祭「紫風祭」を早伊原樹里と一緒に回ることになった春一。その道中で相次いで“謎”に遭遇する切なくほろ苦い青春ミステリ第ニ弾。前巻で早伊原に縛られていた過去に解放してもらったかに見えた春一ですが、今回もどこか煮え切らないもやもやっぷりでしたね(苦笑)ミスリードにより謎解きが混迷していく仕掛けは健在で、キッパリとした言動で春一を叱咤?する早伊原や姉はむしろ清々しい。ようやく迷える春一も不器用なりに変わるきっかけを得られましたかね。今度は早伊原側のルーツ掘り下げに期待。次巻も楽しみです。
2015/08/31
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