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青の数学2: ユークリッド・エクスプローラー (新潮文庫nex)

青の数学2: ユークリッド・エクスプローラー (新潮文庫nex)

青の数学2: ユークリッド・エクスプローラー (新潮文庫nex)

作家
王城夕紀
出版社
新潮社
発売日
2016-10-28
ISBN
9784101800820
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青の数学2: ユークリッド・エクスプローラー (新潮文庫nex) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

「どうすれば前に出られるんだろう」「足を前に出せばいい」「倒れて傷を負っても、また前に出られる?」「出る」「なぜ?」「後ろに相手はいない」 やりたい事が見つからない、進むべき道が見えないと悩む。才ある者が才なき自覚にもがき苦しむ。前作の青春風とは異なり、高校生の誰もが抱く、今への、未来への答えなき苦悩を描く!苦悩の先に一隅の光を探し歩む。進む!未来が見えず悩む若者よ!私達(年を重ねた貴方の先輩)でさえ未来は見えない。何も見えずに進める一歩、それだけが大事!王城さんこそある意味天才なのだとマジで思う‼️🙇

2019/12/13

ハッシー

【ただ、歩き続ける】▶︎数学に魅了された高校生たちの物語(完結編)。作中では常に彼らがなぜ恋愛でもスポーツでもなく、数学に青春を人生を掛けるのか?問い続けている。彼らの数学に対する姿勢はそのまま「どう生きるか?」という人生観に通じる。才能に対する考え方や継続することの意味を語った部分に心を打たれた。詩的な表現とリフレインが印象的な綺麗な文章でした。

2016/11/19

ポップノア♪@読書停滞中

数学の強者が集い優劣を競い合うサイト「E2」。栢山は「決闘」に対して傍観していたが、庭瀬、五十鈴、二宮、皇(すめらぎ)らに触発され、己の数学と対峙する···。学校教育とは全く別次元の世界を見せられ、考えながら読むことを放棄したが、こんな青春もあるんだなぁと。「青春とは何かを諦めるまでの季節」と言う柊先生の言葉が胸に刺さった。今回はてっきり数学オリンピックがメインの物語かと思ったが、結局金メダリストの京(かなどめ)香凛はまたしても謎のまま。これは更に続編が出るのかなぁ? もし出たら手に取るかなぁ? 疲れた。

2020/02/18

aoringo

二作目では難しい数式が多く出てきて文系には辛い...と思っていたけど、中盤から一気に引き込まれた。ライバル、というか同志たちとの一騎打ちの対決。ものすごい熱量だった。勝つ者も負ける者もこんなふうに全てを賭けられる彼らの青春がただただ羨ましかった。そして数学を文章でここまで表現できる作者さんに脱帽。知らない世界を垣間見せてもらえて感謝です。面白かった!

2022/04/07

扉のこちら側

2017年74冊め。前巻で提示さた謎の数列を基に物語が進んでいく。数学オリンピック出場者達との夏合宿が終わり、ネット上の数学決闘空間では次なる戦いの幕が開き…という割にはしかし数学描写はこの巻では薄い。主人公達の心理描写が多く、青春小説としてのおもしろさがある。『数学は、この世界から人間がいかに疎外されているかを学ぶ』というのが衝撃だった。

2017/01/22

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