夜と会う。II: 喫茶店の僕と孤独の森の魔獣 (新潮文庫nex)
夜と会う。II: 喫茶店の僕と孤独の森の魔獣 (新潮文庫nex) / 感想・レビュー
よっち
喫茶カグヤのマスター・小野寺と、不思議な少年イザヨイと共に夜刈りを行う澪音が、変人プロフェッサー・長門ヒカリの依頼で謎の組織「ノクターン」の代表者・氷室頼人と対峙する第二弾。小野寺の友人のエピソードから始まって、謎めいたツルバミとの遭遇、暗躍し続ける頼人と明らかになってゆくその過去や目的。これまでキャラが立った登場人物たちのふわっとした雰囲気の物語だと感じていましたけど、頼人の知られざる部分が明らかになったことで、物語の根幹部分の印象も少し変わりました。これからそれぞれの関係が変わってゆくのか続巻に期待。
2018/02/18
ダージリン
氷室さんの掘り下げ巻でした。新しい協力者も増えましたが、イザヨイやツルバミが健気だなあ(笑)。
2018/02/28
沙耶
今回も不思議な世界に魅了されました!氷室頼人の過去と真実に心が痛みました。-復讐というのは、自分のために成し遂げるんです。断罪というのは、自分の正義のためにやるんです。そして手というのは、自分のために汚すんです。- -人と繋がっただけ、人は弱くなる。人に、関われば人に縛られ、人と触れ合えば人に染まってしまう- 人と関わるのは悪いことじゃばかりじゃないよ。楽しいこともあるよ。
2018/04/27
まるぼろ
さて今巻は、氷室頼人がメインのお話。氷室頼人の行動の理由とその過去についてのお話です。今巻もとても良かったです。第一話に登場する金井や、氷室…穂村春やカジカを心なく独善的に傷つけた人達の事はさて置いて、もし氷室の様に幼少期からの出来事も含めてあれ程煩わしさの中に生きていれば、世界そのものに愛想を尽かしてしまうと言うのは何となく分かる気がしました。ただ、その先の氷室のやり方は褒められたものではありませんが。そして似てる部分も多い人生を歩んできた澪音に氷室もまた救われて、次巻はどんな話になるのか楽しみです。
2018/03/19
水無月冬弥
蒼月海里先生(@aotsuki_kairi)の #ラノベ 2巻ということでキャラに深みをましているのだけど、氷室さんがあんな濃くて捩れた設定とは思いませんでした。とはいえ、完全な仲間になるわけでもないし、さあ、どうなるんだろう?
2018/03/10
感想・レビューをもっと見る