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マリー・アントワネットの日記 Rose (新潮文庫nex)

マリー・アントワネットの日記 Rose (新潮文庫nex)

マリー・アントワネットの日記 Rose (新潮文庫nex)

作家
吉川トリコ
出版社
新潮社
発売日
2018-07-28
ISBN
9784101801308
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ジャンル

マリー・アントワネットの日記 Rose (新潮文庫nex) / 感想・レビュー

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風眠

1770年1月1日(月)←って、(月)って!もうね、いちばん最初のこの一行で大笑い。ただ日付と曜日を書いてあるだけなのに、なにこの破壊力。トワネットちゃん、超キメキメのパンチラインありがとう。マリー・アントワネットが日記を書いたら的なアレなので、ぶっちゃけ過ぎな超訳文体が面白い。14歳だもんね、箱入り娘だもんね、利用されちゃうよね、そうなっちゃうよね、おばちゃんいろいろ心配、でも分かる、分かるよ、って共感しまくり。スラングやギャル語(古い?)のほうが逆に伝わるっていうかね、すっと入ってくるから凄い。後半へ

2018/11/27

ミュポトワ@猫mode

読友さんから主人公が似てるって言われて買った本。似てるって言うか、まんまじゃねぇかw自分の日記を読んでるみたいでハズイw私は男でパンピーですが、ノリがほとんど一緒でチョーハズイwでもダメだわ、これ…内容が頭に入ってこないんだもの…まんま俺じゃんwって思いながら読んでしまうので、アレ?何の話してたっけ?って読み返すことが何度も…主人公の性格とか色々考えながら読まなきゃって思うんだけど、顔文字と言葉使いにそんなこたぁどうでもいいんだよ!ってなって、はいオワタってなるorz続編も読みますが、後半は内容的に怖い…

2018/10/14

rico

元「ベルばら」フリークとして、「マリー・アントワネット」につい反応し読み始めたものの、女子高校生のSNSみたいな文体にドン引き。でも読み進めるにつれどんどん引き込まれる。おもしろい!考えてみれば、彼女が嫁いだのは14歳。伝え聞くところによると「考えることが嫌い」な感性の人だったらしい。だからこんな本音丸出しぶっちゃけトークに違和感がない。むしろベルサイユの魑魅魍魎をばっさり切り捨てるあたり痛快だ。この先は悲劇が待っているが、彼女が運命にどう立ち向かうか見ていきたい。ということでⅡのBleuへ!

2018/09/20

りー

巧いなー。文体と内容がぴったり合っていて、舌を巻きました。トワネットちゃんがあの世で「グッジョ!」って、ケラケラ笑っている気がします。これまで読んだアントワネットものの中で、遠藤周作先生とかを押し退けて第一位になってしまったかも。なんせ14歳ですからねー。厨ニですよ。日本語だから楽しめる小説だなぁと思いました。美しくゆかしい日本語も大好きだけど、今しか楽しめない刹那の言葉も、こんな味付けで使ってくれたら、読者として幸せ。最後の最後でフェルゼン登場、夫即位!「キターー!」ってところで終わりました。下巻へ。

2018/11/25

とも

マリー・アントワネットが赤裸々に書いた日記、という体で輿入れからルイ15世崩御までが綴られてます。 今時の若者(って言い方もどうなんだか)の語り口調なのとお調子者のマリーの言動があいまってとても軽い印象なのだけど 14歳でこの境遇はきっついな…。 私の知っている彼女は晩年あたりだろうから初めて出会う少女のように感じました。 おどけた顔から零れた疑問や憤りはとても共感できて帯の通り愛さずにはいられません。 この先を思うと少し覚悟がいりますが続巻に進みたいと思います。

2018/08/31

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