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金春屋ゴメス 芥子の花 (新潮文庫)

金春屋ゴメス 芥子の花 (新潮文庫)

金春屋ゴメス 芥子の花 (新潮文庫)

作家
西條奈加
出版社
新潮社
発売日
2022-07-28
ISBN
9784101802459
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金春屋ゴメス 芥子の花 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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タイ子

金春屋ゴメスシリーズ第2弾。前作が面白かったので早速続編も読んでみたがやはり面白い。長崎奉行・ゴメスの元に新入りがやってきた。見目麗しい女剣士・朱緒にゴメスの子分たちは皆浮足立っている。今回は阿片を巡るひと騒動の巻。阿片が海外へ流出、その出所が江戸ではないかとの疑いが日本、諸外国から出始める。誰がどこで作っているのか探るため、辰二郎たちは敢えて流人島に潜入。月に人が住めるようになった近未来の話だけど、薬物はどんな時代になろうとも裏社会の利益のためには無くならないんだろうな。勧善懲悪ものでスッキリ!

2022/08/15

ふう

ゴメスシリーズ第二弾。タイトルにあるように、今回は芥子、阿片の抜荷を中心に話が進みす。日本と江戸の関係についての説明が多かった前作より展開が早く、すっきりしていておもしろいと思いました。異常に怖いゴメス親分のおかげ?で、子分たちの団結とお互いを思いやる気持ちは強く、信頼こそが力といった感じで事件が解決へと向かいます。辰次郎とクサの友情、朱緒への淡い恋心。そして、終わってみれば、非情に見えるゴメスの采配にも深い思慮が隠されていて、心地よい作品でした。

2024/01/10

Nyah

3巻のための再読/ 上質の阿片が海外に出回り、その産地として名指しされた江戸国。阿片は江戸国のどこで産生され、どういうルートで持ち出されたのか。鎖国をしている江戸と繋がりのある人物は誰か。長崎奉行所と北町の筧因幡守は因縁ありながら、南町の真鍋筑前守と阿片事件を追う。辰次郎や松吉が潜入先からの救助方法がカッコいい。ハリボテがばっかり割れて出てきたものって。ゴメスは相変わらず怪物じみてるし、辰次郎は打たれ強くなり、新しい人物サク、朱緒が良い感じです。今回も再読なのにたのしく読了。私の記憶力のなさって😅。

2022/12/17

ポチ

続けて第二巻。あれやこれやと中身が詰まってるなぁ。もっとスッキリした内容でも良かったかなぁと思いましたが、これはこれで楽しく読みました。辰次郎達も裏金春に馴染んでこれからが楽しみですね。

2023/09/20

アオヤマ君

おもしろいよ。未来の日本には「江戸」がある?ファンタジーで時代小説、ミステリーそしてちょいとロマンス、アクション!異人村に芥子の花、島流し。新キャラ朱緒はいい感じ、灰汁が強いキャストもそろって、辰次郎の大活躍!要のゴメスはいつもの太々しさ。江戸の味わいに近未来日本のスパイスが効いてる物語。ホント楽しめましたー次巻、楽しみ!

2023/07/13

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