チーズ屋マージュのとろける推理 (新潮文庫 も 40-2)
チーズ屋マージュのとろける推理 (新潮文庫 も 40-2) / 感想・レビュー
よっち
イケメンシェフ真沙流が出す絶品チーズ料理で人気の神楽坂の路地に佇むレストラン・マージュ。おいしい一皿とともに、客の抱える悩みやトラブルを解決に導いていくグルメミステリ。実は女性恐怖症気味の真沙流と彼を支える美藻が、美味しそうな料理を提供しながら紐解いて解決に導いてゆく夫婦のビー玉の謎、最悪な彼氏から逃れてきたワケアリ女子だった美藻との出会い、何かありそうな年齢差がある女性を連れてきた常連、そして真沙流の昔の同僚の来店。真沙流の過去もなかなか悲惨でしたけど、見出した今の居場所を大切に思う二人が良かったです。
2023/01/23
rosetta
★★★☆☆地元神楽坂が舞台になっていることは本を手にしてから知ったので嬉しいサプライズと言ったところ。あの細い路地に朧の坂なんて名前があることなんて知らなかった。だとしたら店があるのはあの辺か?チーズ専門店ってアルパージュの事なんだろうな。だったら歩いても五分もかかんないじゃん。などなど小説の内容とあんまり関係の無いところで楽しんだ。だって表紙からもわかる通り中身は大したことないんだもの。四話のうちの二話はシェフとウエイトレスの背景説明だし。シリーズとして続けるつもりなのだろうな。
2023/04/07
よっしー
森さんの読んだことのない作品を見つけ、手に取りました。私自身もそんなにチーズは好きではないので、食に関してはそこまでそそられなかったのが残念です。ただ、日常に起こった小さな謎をチーズと絡めながら見事なまでに解決へと導く手腕は流石としか言えないです!! 小さな謎だからこそ、軽い気持ちで読めるのも嬉しかったです。
2024/05/04
月の実
図書館本。神楽坂の路地に佇むチーズ料理専門のレストラン・マージュ。イケメンシェフ、真沙流と訳アリ女子のウェイトレスの美藻がお客さんの抱える悩みをチーズ料理とともに解決に導いていく。〈その謎は、チーズに溶かして召し上がれ〉の一文がピッタリのグルメミステリでした。チーズやワインの豆知識がたくさん出てきて、チーズやワイン好きにはたまらない…。終盤の真沙流の過去の秘密や美藻の悩みも鮮やかに解決されていくのが読んでいて心が晴れていくような心地で、すっきりした読後感で、読了後はチーズ料理が食べたくなる一冊です。
2024/01/05
み
さくさくと♪日常の謎解き、イケメン、料理と、好みの組み合わせでした。
2024/01/13
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