マッチング! (新潮文庫 か 95-1)
マッチング! (新潮文庫 か 95-1) / 感想・レビュー
馨
アラサーの琴美が妹に勧められマッチングアプリを始める。加藤さんの小説に子育て絡みが最近増えたのは加藤さん自身の環境の変化かな、と思ったり、途中琴美がアプリで出会った男性数人に時折私も腹立たしく思ったりしながら読み進めました。結構共感しました。最近はアプリで出会っての結婚が珍しくなく、個人的には良き時代になったなと思います。琴美の将来は何もわからないけれど明るそうなエンディングで良かったです。
2023/06/25
🔗Akane_Rira. ໒꒱· ゚ @生きる希望がほしい
学校の空き時間で読みました。最近マイナス系の話しか読んでなかったから久しぶりに少し前向きになれる本を読んだ気がする……。最後は立ち直って頑張ってほしい。
2024/04/04
よっち
田島琴実、30歳、会社員。気づけば元カレと別れて2年。心配する既婚子持ちの妹・成実に勧められ、マッチングアプリに登録する婚活小説。アプリに登録してデートを始めてみたものの、優柔不断男子、プロフと見た目が全然違う人、プロフを詐称する男、素性のあやしいイケメンなど、出会う人は怪しい人ばかり。積み重ねもなく唐突に始まって、選び選ばれる関係に難しさを感じさせながら、このタイミングでの元カレからの連絡がまた悩ましいと思いましたけど、悩んでもこれでいいのかは消えなくて、どこかで決断しないといけないんでしょうね(苦笑)
2023/05/26
mayu
初読み作家さん。装丁の可愛さに惹かれて手に取った一冊。甥っ子に夢中な琴実は30歳。顔も美人で仕事も事務職を長く続けている。妹に進められるがままマッチングアプリで婚活を始める事に。アプリで一喜一憂していた友人から聞いていた様なマッチングアプリあるあるが満載。琴実目線で読んでいたので、選ぶと同時に選ばれているという言葉にハッとする。アプリの相手と会いながら元彼を常に気にしているのがまたリアル。仕事も恋も上手くいってない時程、藻掻くよなぁ〜そしてうまくいかないよなぁ〜と遠い目をしながら読み終えた(笑)
2023/05/09
遙
マッチングアプリを始めた30代女子の奮闘記。加藤さんの柔らかな筆致で書かれているのでまだありそうなエピソードだと思えるけど、現実の体験談を見たらもっと悲惨な目に合ってる人は沢山いるんだろうなと思いました。 中には良い出会いもあるのでしょうが、それに恵まれるのもまた運なんでしょうね。 数々の男性との出会いを読むのは面白かったです。 結局マッチングアプリが中心の生活だと辛いけど、自分の生活を第一優先、それに合う出会いが見つかれば・・・と柔軟な考えができれば良いツールなのかもしれません。清々しいラストでした。
2023/04/29
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