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マッチ売りの少女―アンデルセン童話集 3 (新潮文庫)

マッチ売りの少女―アンデルセン童話集 3 (新潮文庫)

マッチ売りの少女―アンデルセン童話集 3 (新潮文庫)

作家
アンデルセン
Hans Christian Andersen
矢崎 源九郎
出版社
新潮社
発売日
1967-12-10
ISBN
9784102055045
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マッチ売りの少女―アンデルセン童話集 3 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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高橋 橘苑

アンデルセン文庫本3作目。表題作の他、有名な「みにくいアヒルの子」、「はだかの王様」を含む15編の童話集。読書によって何かを得ようとする気持ちから離れて、ただ物語を楽しもうと気楽に読めた。童話には余韻があって、例えば「雪の女王」のカイとゲルダはその後どうなったのだろうと想いを馳せ、現実には体験できない世界へと、しばし私達を誘ってくれる。

2016/12/26

コロンブスの卵から孵った雛

童話集。デンマークのアンデルセンの豊富な想像力で描いた世界を慈悲深い語り口で紡ぎあげる。たまにむごいシーンもある。現代でも広く人々に親しまれる。あやふやだった童話の趣旨を大人になって認識するからくりを内蔵しているからかもしれない。

2023/09/22

訃報

童話が不思議なのはリアリティのなさだな、と思った。つまり、根底にある論理が普通の人間のそれと違う。整合性が薄く、「なぜ」を問うても仕方ないところがある。聖書に似ている気がする。いわゆるファンタジーは、虚構の世界がきっちり作られているのだけど、童話の世界は世界というほど確固たるものではない、イメージとか言葉でできたものって感じだ。みにくいアヒルの子は意外とロックだった。『「さあ、ぼくを殺してください」と、かわいそうなアヒルの子は、言いながら、頭を水の上にたれて、殺されるのを待ちました。』

2016/07/31

パン太郎

素朴な表紙と訥々とした訳に接しているとすっと子供時代に引き込まれます。雪の女王、大人になって読んでみると実に深い話だなあ。

2021/06/13

ささやか@ケチャップマン

アンデルセン童話って幼いころに読んだ気がするけれど、なんか全然記憶にしっくりこなくて、私が読んだのはグリム童話だけで、なんとなくあらすじを知っていただけかもしれない。雪の女王とか、最後に雪の女王と対決するのかと思っていたらどスルーで驚いた。雪の女王普通に端役じゃないか(笑)。

2015/08/23

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