KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

幸福を奇数に賭けて (新潮文庫)

幸福を奇数に賭けて (新潮文庫)

幸福を奇数に賭けて (新潮文庫)

作家
フランソワーズ・サガン
Francoise Sagan
安堂 信也
出版社
新潮社
発売日
1974-11-22
ISBN
9784102118108
amazonで購入する

幸福を奇数に賭けて (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

S.Mori

2編の戯曲が収録されています。どちらも傑作で、サガンの代表作のひとつ『悲しみよこんにちは』に比肩する出来栄えです。表題作では、プレーボーイの男が戯れに伯爵夫人に恋をするのですが、その恋愛感情が本当のものになってしまいます。現代人の気だるい恋を辛辣に描きながら、人間の本当の感情が登場人物たちのセリフから溢れ出すところに、古典の劇と同じような美しさを感じました。『傷ついた名馬』も、男女の複雑な恋愛を描いています。こちらはオスカーワイルドを意識したような苦いユーモアが印象的でした。

2019/09/17

りっとう ゆき

表題作と、「傷ついた名馬」の2作の戯曲収録。ストーリー展開もセリフもさすがだった。

2023/08/17

ころお

おフランス大好きな色事モノ?笑まぁ戯曲なので、情事自体を描写しているわけではないですが。 いつも文化の違いを感じますが、特にフランス文学では夫婦間でも恋愛の要素強めでストーリーが展開しています。夫婦がお互いに「この人は私のものにはならないのね!」みたいな嫉妬や幼稚な駆け引きが繰り広げられて、ちょっと日本人ではあり得ない感覚笑 実際にこうなりたいとかこうしたいという感覚はないのですが、この世界観が面白くて好きです。 まさに歌の世界♪

2018/12/04

調“本”薬局問悶堂

笑った。最近サガンがすごく面白く感じる。 小説とはまた雰囲気が違う。小説はこんなふうに笑わないなも。サガンの戯曲すこくいいかも。 戯曲を読むとすごく“演じる”ってことをしてみたくなる。 《2020年7月 登録》

2012/06/24

感想・レビューをもっと見る