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愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15)

愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15)

愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15)

作家
フランソワーズ・サガン
朝吹 由起子
Francoise Sagan
出版社
新潮社
発売日
1979-05-01
ISBN
9784102118153
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愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15) / 感想・レビュー

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優希

サガンのポートレートとも言うべき1冊でした。若くして作家の地位を築いた彼女が、自ら自分について語っているのが印象的です。そこから伺えるのは人生観とも取れるでしょう。恋愛小説を主に書いてきたからこそ語れる愛と孤独。それはサガンが愛しているものなのかもしれません。

2017/05/05

Y2K☮

愛と同じくらい孤独を愛した天才のインタビュー集。山口路子「サガンという生き方」がいかに上手く編集された本なのかよく分かった。サガンは頭の回転が速過ぎる。話し言葉が思考についていけてないし、詩人の様に感じたまま、思いついたままを忠実に口にするから聞き手も置き去り気味(同じタイプで思い当たるのはサッカーのヨハン・クライフ)。やはり話す人ではなく書く人なのだ。温和な柔かさと脆そうで壊れぬしなやかな力強さ。一見相反する価値観の共存こそ芸術家の証か。この本を読んでもサガンは分からない。作家を知るには作品を読むのみ。

2016/02/17

みゃーこ

若くして「悲しみよこんにちは」などの著作で大ヒットし、大金を手にしたサガンはその後の人生を好奇や批判の目にあわされ飽き飽きとした印象。自由を愛し、恵まれた環境で好き放題に育ち。だがサガンは自由を享受するための生き方を手に入れるためにあらかじめ用意された富や親の七光りには関心もなく、そこに興味をとらわれない自分流の生き方を模索し悩みます。愛を描く作家であるサガンとは常に孤独ではなくてはならないのだから。作家の性だと思いました。

2015/06/13

kaoriction@感想は気まぐれに

まさにPetillant「泡がはじけるような」言葉の数々。20代の頃より、いまの方がわかる、頷ける言葉たち。「あなたは幸せだ、と言えますね」の問いに「…でもわたしが、かならずしも幸せだとは言い切れませんよ」と応える秀逸さ。誰も本当の彼女なんて知らないんだから。ゴシップや数々の伝説、それも、本当の彼女には無縁だったのかもね。意地悪な質問もうまくかわすユーモア。好きだな、サガン。私もサガンのように自分の人生を好きになりたい。そして言いたい。「わたしは人生が大好きです。人生とは大分深い恋愛関係を持ちました」と。

2012/08/22

蒼伊

サガンのインタビュー集。 サガンは「悲しみよ こんにちは」しか読んだことがないけど、この本を読むと、作品と同じ空気感で読みやすかったです。愛について、孤独について、自分のことをあけすけに語る姿は、大人なのにどこか少女じみていて、想像を裏切らない人だったのかなと思いました。

2013/02/04

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