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第二の性 1 (新潮文庫 ホ 4-5)

第二の性 1 (新潮文庫 ホ 4-5)

第二の性 1 (新潮文庫 ホ 4-5)

作家
シモーヌ・ド・ボーヴォワール
生島遼一
出版社
新潮社
発売日
1959-10-30
ISBN
9784102124055
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第二の性 1 (新潮文庫 ホ 4-5) / 感想・レビュー

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LUNE MER

本文庫は2部構成の原書における第2部にあたるところからスタート。程よく硬い文章で個人的には意外と心地好く読み進められた。元々、源氏物語(特に宇治十帖)における姫君達の心理を理解するためには、特に男性読者の場合、「第二の性」あたりを読んでおいた方がよいという意見を受けて素直に実践してみようと手にとった本書。源氏物語の女性達を念頭に置きながら読むことを意識しつつも、普通に我が身に照らして読み込んでしまう場面多し。しかし所詮、(生物学的に)男性に生まれた自分としては意味を完全に理解し切ることは無理そう。

2020/07/03

だいだい(橙)

中学1年生の時に読んだ本です。私が7歳の時に他界した父が残していった本だから読みました。「人は女に生まれない。女になるのだ」という印象的な言葉。私の父は、生前にこれを読み、ところどころに鉛筆で線を引いていました。おそらく、父は私を実験的に男の子のように育ててみたかったのだと思います。実際にはそうできなかったものの、私に男の名前を付けたのも、まだ小学校にも上がってないのに英語の絵本を買い与えたのも、育て方によって娘がどう変わるのかに興味があったのだろうと思います。

Kaoru

習ったより随分と読み易く面白く、理路整然とした文章に一瞬で引き込まれた。抑圧された「女」という性は作られたものであるという視点からまず面白い。明言はされていないが、この時代であるのに同性愛に肯定的な雰囲気があり、解像度が高いことが興味深かった。

2023/09/02

倫理の授業で気になって読了女になる事を理論的に述べられ、本当はそんなもんじゃない!と思いながら読むたびに納得させられて、本当は女とはそういうものなのかもしれない…とか思うようになってしまったり。リビドーって一体…もうやめてくれよ…考えさせられました!

2014/04/14

つちのこ

新潮文庫版1974年27刷。同年読了

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