第二の性 2 (新潮文庫 ホ 4-6)
第二の性 2 (新潮文庫 ホ 4-6) / 感想・レビュー
LUNE MER
結婚から老年までの「女性」について綴られ、本作の最重要テーマがギッシリ詰まった第二巻。ここで描かれる「女性」というのがどの程度の普遍性を有するものなのか、例えば現代の日本に生きる女性達にとってどの程度共感出来るものなのか、男性の立場からは分かった気になるのは危うそうだ。本書では数多くの実例を交えて論が展開されていくのだが、引用の多いトルストイ夫人の日記がかなり印象的。なんだかトルストイに対する印象が大幅に書き換えられたぞ(~_~;)。小説における例も多いがプルーストの小説からの参照は皆無。難しい…。
2020/07/07
抹茶ケーキ
テーマは妻、母、娼婦、老人としての女性。それぞれの役割にある女性たちは何を思い、どのように生きるのか。面白いんだけど、思ってたほど哲学的じゃない。たまに実存主義の言葉らしきものが出てくるくらい。どっちかと言えばドキュメンタリーとかに近い。
2016/03/20
澤水月
880414
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