人間の絆 2 (新潮文庫 モ 5-2)
人間の絆 2 (新潮文庫 モ 5-2) / 感想・レビュー
Ryuko
「画家になりたい」その思いで反対する叔父を説き伏せてパリにわたるフィリップ。同じ目的の人たちと出会い、刺激を受ける毎日。2年ほどたち、自分の凡庸さを思い知るフィリップは、叔母の死を契機にイギリスにもどる。亡き父と同じ医師になるべく勉強を始めるフィリップのもとに現れるミルドレッド。低俗な女と心の中でさげすみながらも好きであることをやめられない。ミルドレッド結婚の報告を受け2巻終了。これで半分。ここまでは恋愛小説というより教養小説。
2016/08/13
彩
フィリップってすげー嫌なしょうもないやつですよね。恋というかストーカー…(´;ω;`)詳しいレビューは4巻まで読めてから。
2015/02/04
R10
どんどん読んだ。夢中だった。
2011/12/07
Chunko
この本はすごく共感を呼び起こしてくれる。クロンショーとフィリップの会話は特に面白かった。人間の利己性、これがあるから人間は時として自分を犠牲にしたりもするけど、それは何もその精神が善だからでなく、自己犠牲によってもっと自分にとって利益がもたらされるという予測があってこそ…というのは、常々考えていたことなので、それがまとまった思想として書かれているのはなんか嬉しい。 で、とうとうミルドレッドが出てきたわけだけど、ほんとやなやつ。そんでその性格の悪さをカバーする魅力ってのがないんだ!
1993/03/04
ふう
【ガーディアン必読小説1000冊】#41
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