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牧師館殺人事件 (新潮文庫 ク 3-12)

牧師館殺人事件 (新潮文庫 ク 3-12)

牧師館殺人事件 (新潮文庫 ク 3-12)

作家
A. クリスティ
中村妙子
出版社
新潮社
発売日
1986-08-01
ISBN
9784102135136
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牧師館殺人事件 (新潮文庫 ク 3-12) / 感想・レビュー

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ほりん

【ガーディアン必読書1000】鋭い観察眼で事件の真相を見抜く老嬢ミス・マープルが初登場した作品。ロンドン近郊の村セント・メアリ・ミード村で,嫌われ者の治安判事プロブザー大佐が殺された。まもなく犯人が自首し解決かと思いきや,様々な事実が判明し,事件は謎に包まれる。語り手の牧師とその妻,おしゃべりな老嬢たち,村に滞在する考古学者,殺された大佐の家族など,多彩な人物がうまく配置されている。ミス・マープルや牧師と妻のグリゼルダなど好感が持てて楽しく読んだ。

2015/09/25

kameyomi

先日読んだ『アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王』ルーシー・ワースリーによると、この『牧師館殺人事件』でミス・マープルが初登場するが、アガサにとってポアロよりはるかに意味のある人物だったらしい。ミス・マープルのモデルはどうやらアガサがおばおばあちゃん?と呼んでいた女性のようだが、それを明らかにする事は避け、アガサはミス・マープルのプライバシーを自分のプライバシーを守るのと同じ方法で守ったという。そんな思い入れを知った後で読むと、ミス・マープルが一層魅力的で愛すべきおばさまに見えてくる。

2024/07/07

kusabi

安楽椅子探偵ミス・マープルの初登場作品。その実態は村の全ての情報噂話を井戸端会議で集めてそれらを繋ぎ合わせ考察するのが好きな老婦人。彼女の家の前を通った時、例え庭にその姿が見えなくてもミス・マープルはあなたが通ったことに必ず気づき、服装や持ち物、通った時間さえも覚えられている。差し入れをしても、その物から相手がどういう意図でそれを持ってきたか、何を企んでいるのかすら看破してしまう。あれ、この人隣に住んでいてほしくない気が…。正義感があり思慮深く分別あるのが救いか。

2017/07/11

mini kapi

創元推理文庫読了後なじみのある中村妙子訳へ。古典的で美しい文章と比較してこちらの方が流暢で読みやすくストーリーがするする入ってくる。タイトルも含め違いがあることが却って面白い。

2023/08/25

こふく

ミスマープル挑戦。クリスティ文庫でポワロばっかり読んでたから、新潮のマープルの話に入り込めなくて慣れるまで苦戦。くどくどと長い印象しか残らなかった。

2019/04/04

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