血の協会 下巻 (新潮文庫 ク 37-4)
血の協会 下巻 (新潮文庫 ク 37-4) / 感想・レビュー
Yasutaka Hori
うーん、冗長かな。上下巻で800ページな訳だけど、結果的にダレてくる&飽きてくる。謎に包まれた殺人容疑の女性の告白ノートとリアルタイムの事件解決及びロマンスが同時並行で進むのだが、そのバランスが特に良いと感じずハマりきれなかった。字体も変えられているのだが、個人的には事件を追う一連の部分だけの方がより小説にスピードを持たせのでは?というのが感想。現代海外小説(特に刑事もの)のアタリが、「その女、アレックス」以来最近あまりないなぁ。
2017/02/16
Steppenwolf
上では容疑者女性の告白が辛気くさくて仕方なかった。下に入ってからスーダンでの石油争奪戦から俄然興味がわいてきた。そしてイラク戦争を想起した。また,アフリカで依然起こっている原住民同士の血みどろの戦いの理由をしった。娯楽作品とはいえこのような情報は書き込んで欲しいモノである。惜しむらくはアメリカ流ハッピーエンドであることである。
2008/11/12
Ryosuke
松
2009/10/22
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