フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー
kthyk
「ダヴィンチ・コード」がブームだった頃「ヒュプネロトマキア」を題材にした「フランチェスコの暗号」のほうがはるかに面白いとかってblogに書いたことがある。 しかし「ヒュプネロトマキア」は「暗号」の一部であって、「フランチェスコの暗号」ではその周辺情報しか触れていなかった。 ヴェネツィア建築大学ジョルジョ・アガンベン教授の「イタリア的カテゴリー」の中に「言語の夢」という章があり、ここに「ヒュプネロトマキア」について30ページに渡って論述がなされていた。ー>イタリア的カテゴリーに続く
2020/11/18
ホレイシア
謎の古文書系にはつい手が出る。(でもベストセラーには反感を持つひねくれ者なので「ダヴィンチ・コード」はまだだけど)上巻は、ある文書の解読に生涯を費やした父親に反感を抱きつつ、結局は同じことをやっている大学生の話。題名からてっきりキリスト教関係の文書かと思いきや、実はそうではないらしい。本読みにとって本を読む作業は一種の信仰だというくだりには、思わず頷いてしまう。謎解きは下巻に期待。
2009/06/19
ダグラスまま
卒論に追われるプリンストン大学の学生が、主題の古書の重大な謎に気づいてしまい…というお話。「強い者は弱いものから奪う、しかし賢い者は強い者から奪う。」このバスケットボールのコーチの言葉が作品世界を象徴してるんじゃないか?腹に一物抱えてそうなタフト教授が怪しいなぁ。演説台でみんなの感心を集め、拍手喝采を浴びる教授。古書に挟まれていたものの正体は?賢い若者たちがどう謎を解いていくのかとても気になる。下巻も楽しみ!
2018/02/06
御餅田 もちこ
「ポールは、陰から始めることの価値をわかっていた。本人が意識的に見せる部分しか、他人は知ることができない。」大学生活の描写が良い。ヒュプネトロマキアははたして解読できるのか?
2014/12/22
miwapicco
買ってからずいぶん温めていて、ようやく上巻(´-ω-`) アメリカの大学事情に詳しくないのと、訳本て読みにくいす。上巻終わりに向かってやっと面白くなってきたー
2015/03/29
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