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罪の段階 下巻 (新潮文庫 ハ 37-2)

罪の段階 下巻 (新潮文庫 ハ 37-2)

罪の段階 下巻 (新潮文庫 ハ 37-2)

作家
リチャード・ノース パタースン
Richard North Patterson
東江一紀
出版社
新潮社
発売日
1998-10-01
ISBN
9784102160121
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罪の段階 下巻 (新潮文庫 ハ 37-2) / 感想・レビュー

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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

大変に肩が凝った裁判であった。被告メアリの強さしたたかさが最初は嫌で嫌でたまらんかったが、だんだん頼もしく感じてよしっ、行けっという気持ちになってきた。被告が嘘をついていると誰もが確信していながら、正義や証拠で別物になっていく裁判の不思議。メアリが銃一つを持ってヒヒ親父に逢いに行ったのが、最後にちょっと違和感を感じた。もっと方法を考えられる女の様な気がした。

2015/09/24

うえぴー

ああ、さっきまで書いていた渾身のレビューが消えてちゃった(泣)。本書で扱われる事件はレイプということもあり、上下巻で千ページ近くある大作ということもあり、手に取りづらいという気持ちはよく分かる。かく言う私も20年近く読まずにいたのだから。でもね、これだけは言っておきます。本書を読まずにいるのは勿体ない。時間があって気力体力が充実しているなら、いますぐ読み始めるべき。これほどの充実感を得られたのは年に数回あるかないかのレベル。上巻のレビューで書いた「第一級の文学」という感想が、より確信に近づきました。傑作!

2015/11/27

天晴草紙

変態作家を殺したテレビインタビューアー。美人だけれど嘘つきで冷血な女を巡る謎。不本意ながら弁護することになった主人公パジェットの人の良さは痛いぐらいだ。証拠から推察される状況と証言の食い違いはどう説明されるのか。最後に驚きの展開が。親子を超えた愛情物語だ。パジェットの事務所の助手テリも魅力的で、その活躍や家族関係の悩みも良く描かれている。パジェットは本当にいい人だ。巻末の茶木さんの解説にあるようにこの傑作が日本で話題にならなかったのが不思議だ。本書には前編と続編があるのはうれしいことだ。早く読みたい。

2014/05/06

けいちゃっぷ

満点とは言い難いが、かなりの高得点であることは間違いない。482ページ

2010/03/11

nemuikamo

面白い。特に下巻は夢中になった。法廷サスペンスでありながらも随所に女性にまつわる社会問題、家庭問題などの事柄が描かれているのがさらに良い。なんといっても会話に躍動感があり読むペースを速めさせてくれる。ラストまで気が抜けない展開で楽しめること、さらには感動すること間違いなし。

2011/01/07

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