子供の眼 上巻 (新潮文庫 ハ 37-3)
子供の眼 上巻 (新潮文庫 ハ 37-3) / 感想・レビュー
天晴草紙
あの傑作「罪の段階」の続編と言うことで楽しみに読んだが、陰鬱にスタートする。離婚争議は泥沼だと言うが、それを延々と読まされるのだ。働かずにできもしない夢物語を言うだけの男、代わりに働いてその収入ばかりか娘まで奪われそうな妻テリ。司法も娘も男の虚言にだまされる。これでは妻は救われない。そして殺人事件が起きる。テリの恋人で人の良いパジェットの不審な行動と逮捕。テリは娘といられる貴重な時間も母親に世話を頼んで恋路に走る。ほんとうに娘思いの母親なのか、疑問がわく。すべては下巻で明らかにされるのだろうか。読まねば。
2014/05/22
東森久利斗
法廷サスペンスと家族と親子の絆と信頼、相乗効果が手に汗握る展開に一層の緊張感を盛り上げる。アメリカ人の心を掴むプロットと社会問題を絶妙にブレンド。上手い。”本の雑誌が選ぶ30年間のベスト30”(2005年)に選出されたのもあ納得??
2019/07/09
とし
真犯人自体は途中で想像がついてしまうが、それを度外視しても物語としての出来が秀逸。 ただ、陪審員の選出にあそこまでページを割く必要があったのかは疑問。
2015/10/21
midokame
★★★★★
ルウ
★3
2014/03/29
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