死んだふり (新潮文庫 コ 20-1)
死んだふり (新潮文庫 コ 20-1) / 感想・レビュー
まる
翻訳本はやはり苦手だなあと思いつつ、最終的にはとても面白かったです。今は誰の視点なのだろうと迷うことも多く、私にとって読みやすくはありませんでした。が、相手が自分を殺そうとしていることをお互いが知っていて、かつ、相手がそれを知っていることもお互い知っているという状況での騙し騙されが面白く、最後誰が勝つのかとどんどん続きが気になってきました。結末にはまたびっくり。複雑な愛憎劇もまた驚きでした。何だかんだで最後は本人たち(それぞれ)にとっては幸せだったのかもしれない。
2016/03/31
アトレーユ
結末を忘れてるくらい久しぶりの再読。老獪ジャックのゲーム感覚がたまらない。相手が自分を騙そうと(殺そうと)していることを自分は知っている、事を相手が知っている、間違えたらジ・エンド。盤上に再登場できる将棋ではなく、チェス。騙し手の展開の1手の緊迫感とスラング…まではいかないが、語り手の俗語ちっくな語り口のバランスがいい。
2020/06/02
かりぐらし
老獪な夫、浮気性の妻、頭の軽い妻の愛人。偽造の死で保険金を手に入れたい3人の、三つ巴の心理戦。夫と妻、妻と愛人、愛人と夫。それぞれの駆け引きと裏切り。なかなか面白かった。
2024/02/01
kanamori
☆☆☆
2012/04/11
ののじ
ジャックとノーラの口八丁手八丁の熱弁が凄い!島の人たちの賭けに笑ったw
2013/10/03
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