死神を葬れ (新潮文庫)
死神を葬れ (新潮文庫) / 感想・レビュー
木村 武史
メディカル・スリラーというあおりに惹かれて手にしてみました・・・が、主人公の語りで話はどんどん進んでいき、メディカル・スリラーというよりクライム・アクションみたいな感じ。海堂尊作品やTVドラマERみたいなものを期待してはいけないです。最後の最後で「やられたっ!ちょっとくやしい」という感想。テンポもよくて、まあまあ面白かったです。
2016/01/21
アーチャー
ヒットマンとしての過去を持つ医者を主人公にしたテンポの良いアクション小説。見事な手際の殺人術もさることながら、主人公の性格が残酷ではなく、スマート(賢いという意味です)な考えの持ち主なのでとても読みやすかったです。映画向きだと思っていたら、実際映画化の話はあったようでうすが、2012年現在、その話が進んでいる気配はありません。
2012/04/13
空崎紅茶美術館
元ヒットマンである研修医がトラブルに巻き込まれてしまう本作は、現在と過去が交互に語られる形式で進む。スピード感もあるし、格闘シーンもあるしでなかなか面白かった。また、映画化も決まっているようで。読み終えた直後は、とにかく右脚が痛かった(泣)終盤、主人公の頭はキレているけど、痛すぎました… ★★★★☆
2010/04/27
昼夜
好き嫌いが極端だろうな、私は面白かったしこった作りに感心した。日本の医療ミステリーを読んだからアメリカのメディカル・スリラーはどうだろう?と手にとったけどマフィアのオマケがついてきてブラックユーモアのてんこ盛りには閉口した。でも語り口はテンポが良くなかなか伏線も回収されていたと思う。最後に全部フィクションででっち上げだと書いてあったけどアメリカで病院の世話にはなりたくないと心の底から思った。
2009/11/02
まるめろ
元殺し屋の医者が主人公のメディカルスリラー…とのことだが、どちらかと言えば映像作品向けの派手でサクサク進むアクションの感が強い。全体的に非常に軽い語り口で、時折ちょっと笑えるネタも盛り込まれている。しかしこの手のストーリーによくあるような、主人公が強くて勝ちましたというだけの結末ではなく、ちゃんと広げた展開が収束している。
2020/02/29
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