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シャンタラム(中) (新潮文庫)

シャンタラム(中) (新潮文庫)

シャンタラム(中) (新潮文庫)

作家
グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ
Gregory David Roberts
田口俊樹
出版社
新潮社
発売日
2011-10-28
ISBN
9784102179420
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シャンタラム(中) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

スラムで粛々と生活していた上巻から一変、刑務所に収監され暴力を受け続けたり、出所した後はマフィアの仕事を請け負ったり、命を狙われたりの激変の中巻。マフィアの手先ではあるが相変わらず「優しくてタフで頼れる白人」として友人達を助け続ける。そして他人に優しくされると自分の過去を恥じずにはいられない、悪人だか善人かわからないリン。どれだけ尽くしても自分には負債があると思い続ける人生とはどんなものだろう。そして周囲の友人達も次々とトラブルに巻き込まれて姿を消していく。めくるめくボンベイの世界。とりあえず下巻へゴー!

2019/06/17

taku

脱獄者であり裏稼業に手を染める主人公。そんな男に好感を抱くのは、他者への思いやりと愛情、不条理に屈しないタフな精神、生きるうえで失いたくないものを持っているから。記憶に残る言葉が随所に散りばめられ訴えかけてくる。その言葉が自分の中に溶けていく。インドの多様さと混沌を濃密に詰めて、理解に苦しむ価値観さえ肌に触れさせるように経験できない世界へと誘う。その物語へダイブできる。本読みにとってこんな嬉しいことはない。「人は正しい理由で間違ったことをする」これは一つの核となるテーマなのでは。

2017/12/25

わたなべよしお

 ブラバカルが死んじゃうなんて。こういう人を殺しちゃいけないよなぁ。相次ぐ親友の死にヘロイン?この辺のストーリーの流れはどうかな、と思うけど、全体を通じて面白いのは間違いない。しかし、小説ではあるんだけど、どこまでが事実に基づいているんだろう?

2021/05/22

yutaro sata

中巻は、圧倒的な暴力の世界。暴力、暴力、暴力。

2022/07/30

アプネア

コレラなどスラム内でのトラブルを八面六臂の活躍で解決していくリン。だか、何者かの奸計に嵌まり、投獄されてしまうのだった…。いきなりというか、YOUは何して刑務所へ?なんて質問も答えられないまま、ぶち込まれ、そこからの苛烈な拷問、シラミ潰しのルーティン、線虫シャワーなど。たった1分1秒でも関わりたくない超絶レベルの描写が圧巻です。出所してからもマフィアに入ったり、ヤク中になったりと…。いや~、人生の折れ線グラフの高低差ありすぎて耳キーンなるわ!

2020/05/15

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