骨の祭壇(下) (新潮文庫 カ 33-2)
骨の祭壇(下) (新潮文庫 カ 33-2) / 感想・レビュー
absinthe
緻密な設定が好きな人にはあまり好かれない作品かもしれない。登場人物がマフィアの首領の関係者だったりと設定がちょっと荒唐無稽。冒険ものやサスペンスを読みなれた人にお勧めできるか?というと、それにしては底抜け切れずアクションはこじんまりとしている。もちろん、同じ著者が他にも作品を書いたなら、absintheは断然読んでみたいし、次回作に期待といったところかなぁ。
Panzer Leader
出だしはノンストップ・ミステリー・アクション風で調子よく進むんだけど、ケネディやマリリン・モンローの死の真相やキャラの立った悪役の退場を境にあれあれと急激に失速。ヒロインやヒーローにも魅力を感じることが出来ず最後は惰性で流し読み。解説には次の作品も刊行予定とあるが米国でも発表された形跡なし。世界的に有名な作家の別名を売りにしていたようだが、恥ずかしくて本名明かせなかったのではと推測。
2020/11/23
つねじろう
不老不死の秘宝を巡って、まあマシンガンは吼えるし、ウージーは弾を吐き続け、ワルサーは火を吹き続ける。BMWであろうがトラックであろうが車は潰れ続け、主人公達も走り続ける。何度も捕まるが脱出し続けるし、合間にやることはしっかりやると云う実にハリウッド的なお話し。既に不死だろと言いたくなる。でもね、これが不思議と読ませてくれるのよ。スピード感やそれなりの謎解き等、先は見えていても楽しめる。そんな力持ちなんだから、あのリアルの歴史上の事件と人物が必要かどうかは好みの別れる所かなあ。でも案外楽しめました。
2013/08/09
megumiahuru
みなさんレビューで書いておられるとおり、ハリウッド的エンタメてんこ盛りの冒険活劇。「インディ・ジョーンズ」と「ダ・ヴィンチ・コード」足して割ったみたいな。確かに後には何も残りませんが、ジェットコースターに深い余韻を期待しても虚しいみたいなもの。ガーっと乗って、わーっと叫んで、ああ、ドキドキした!で良しとしましょう。 これで実は作者が思いっきり純文学のノーベル賞受賞者だったりしたら面白いのだけれど…。
2013/11/27
RIN
徹頭徹尾娯楽性だけを考えて書かれたノンストップアクション。リアリティは全っ然ないけれど(笑)映画『インディージョーンズ』や『ナショナルトレジャー』観てると思って楽しめる。結末は違うものを予想していたが・・・^^;。それにしても代々の守りびとの皆さん、男に甘すぎません?「誰も信じてはいけません」はすぐに信じちゃうからこその戒めだと思うのだが、まぁ、そういうとこも含めて映画的。とはいえ、もう映画1本観ちゃった感じなので映画化は要らないかなw
2014/10/10
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