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小公女 (新潮文庫)

小公女 (新潮文庫)

小公女 (新潮文庫)

作家
フランシス・ホジソン・バーネット
Frances Hodgson Burnett
伊藤整
出版社
新潮社
発売日
1953-12-23
ISBN
9784102214015
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小公女 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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syaori

再読。粗末な屋根裏部屋が目覚めると豪奢に変貌している「魔法」の場面は何度読んでもわくわくします。主人公のサアラは我が強いし、読書の邪魔をされて不機嫌になるしと単純な”良い子”ではないのだけれど、豊かな時は勿論、貧しくなってからも「仲良し」たちに自分の想像力を分かち合って彼らの心を「やしない」、自分はそれによって自身の苦しい境遇を乗り越えようとしてゆくのを見ていると、こちらの背筋も伸びるよう。自分が完璧でないことを認め他人への心遣いと自分への矜持を忘れないよう努める彼女の強さと勇敢さにいつも魅了されます。

2021/12/15

コニコ@共楽

バーネットの「秘密の花園」がとても良かったので、この本を手に取った。訳者が伊藤整になっていて、ちょっと驚いた。奥付を見ると、昭和28年に発行され、手元にある平成21年版が改版も含めると、68刷となる。日本がまだ戦後といわれる貧しいころ、この本が、作家、伊藤整により翻訳され、多くの子どもたちや、大人にも読まれたかと思うと感慨深いものがある。どんな厳しい境遇にあっても毅然として生きるセアラの姿にどんなにか励まされたかと思う。すっかり物語に惹き込まれたが、「秘密の花園」の方が好み。

2021/07/18

いりあ

"秘密の花園"などでも知られるアメリカの小説家、Frances Hodgson Burnettが1888年に発表した児童文学作品です。ある年齢以上の人は、1985年に放送されたアニメ"ハウス世界名作劇場 小公女セーラ"の印象が強いかもしれないですね。私もアニメを観ていましたし、原作、アニメともに大好きな作品です。児童文学とは言いながら、大人になってしまった今でも色々な物事に対するサアラの考え方は見習いたいですね。そして、ミンチン先生みたいにはならないように注意しないと。

2014/11/10

ちゃちゃ

何度目の再読だろう・・・。落ち込むたび,気が滅入るたび読み返してきました。人間の「想う力(思う力」というのはとても大きいのだと思います。そして,人間はどんな時でも誇りと思いやりを忘れてはいけない。私も,公女さまとは言わない(言えない)けれど,しっかり自分の姿を想い描きながら真っ直ぐ生きていきたいです。理不尽な暴力に負けてはいけないのだ!「兵隊さんは,不平なんか言わないのよ」(←なんて健気なんだ)ぼくらも闘っていく!

2011/03/14

しーふぉ

落差の大きさがこの物語の魅力。辛く当たっていた人に懲らしめる部分がもっとあると自分はスカッとするのだけど、公女さんはそんなことを望まないのだろうな。

2015/10/31

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