ガープの世界〈上〉 (新潮文庫)
ガープの世界〈上〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー
NAO
【誕生月にアーヴィングを】アーヴィングの自伝的小説だが、ガープを産んだいきさつや、作家を目指している息子より先にベストセラー作家になってしまうなど、母親の方がが強烈な個性を放って目立っている。アーヴィングの作品で頻繁に舞台となるウィーンで文章修業したガープの作中作『遅延』は、アーヴィングの『熊を放つ』に対応している。
2018/03/04
Vakira
「抱く」と「抱かれる」。一般的な表現では抱くのは男性、抱かれるのは女性。女性の表現では「私はあなたに抱かれたいと」なるが「私はあなたを抱きたい」なんて言う女性表現はあまり聞かない。そこには男女の能動と受動の性差が存在する。これは生物としての基本の行動パターンだ。卵を持たない雄は雌を探し求め、卵を持つ雌は雄を受け入れる。このパターンを壊すとき、ドラマが誕生する。セクシャル・サスペクツ。「性の容疑者」の始まり始まり。先ずはガープ誕生秘話。ストレンジガールの母さんの人生。セックスも男性も嫌悪。でも子は欲しい。
2023/07/31
中玉ケビン砂糖
、感想は下巻にて、、、
2015/03/02
Small World
アーヴィングは「ホテル・ニューハンプシャー」に続いて2つ目ですが、読み始める前に、あらすじを読んでも今一どんな話なのかわからないのは同じですね。w 登場人物たちは生き生きしていて面白いんですが、どこに向かう話なのか上巻では、見当もつかないのがアーヴィングらしさなのかもしれませんね。今のところ話は夫婦やセックスのことが中心で「ホテル・ニューハンプシャー」に漂っていた濃密な死の香りは感じられませんが、この後はもしかして、って予感がしながら下巻に進みます。
2018/07/25
sakap1173
「サイダーハウス・ルール」に続いて同じくアーヴィングの「ガープの世界」。まずは上巻読了。 思っていたより読みやすいもののちょっと時間がかかったかな。詳しい感想は下巻にて。
2020/12/19
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