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ピギー・スニードを救う話 (新潮文庫 ア 12-12)

ピギー・スニードを救う話 (新潮文庫 ア 12-12)

ピギー・スニードを救う話 (新潮文庫 ア 12-12)

作家
ジョン・アーヴィング
John Irving
小川高義
出版社
新潮社
発売日
2007-08-01
ISBN
9784102273128
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ピギー・スニードを救う話 (新潮文庫 ア 12-12) / 感想・レビュー

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ドナルド@灯れ松明の火

アーヴィングを読むための足ならしとして短編集から入ったが、訳が悪いのか(訳者も訳しづらいと記載)原文がややこしいのか、私には合わなかった。米国で評判の良い作家だが短編でこれだと長編に手を出す気にならなかった。

2014/05/18

bouhito

表題の話がとても良い。アーヴィングほど、物語を愛した人間はいないのではないか。原題は「Trying to Save Piggy Sneed」だが、まさに物語とは、何かしらの「試み」なのだと思う。筆者の物語論を披瀝する表題作から始まって、筆者に物語の面白さを教えたディケンズ論で終わるこの短編集には、物語る試みのすべてが凝縮されている。

2016/05/11

ケン五

アーヴィングさんは話がうまい。 文章がいいのか、翻訳がいいのか。 多分どっちもいいんだろう。

2016/05/08

まし

いかにもアメリカ的な雰囲気のドラマの中に紛れ込んでいる 何とも言えない妙な違和感が良い。 最後のディケンズ論は著者の、ディケンズや小説に対する思いが ストレートに表れていて、これも面白かったです。

2018/07/05

こうず

やはりアーヴィングは長編の方が……とも感じるけど、全体としてよくまとまった短編集だと思った。アーヴィングの作風に見られる不条理な暴力との対峙は『ペンション・グリルパルツァー』に最もよく現れている。『ピギー・スニードを救う話』は、現実を認識の内側に組み込もうとする傲慢なまでの文学の宿命をよく言い表した作品ではないだろうか。文学という事に“ピギーを救う”機能が期待され、それが物語る事の普遍性を発揮するなら、そこには常に凄惨さが付き纏っている悲しさもあるかもしれないのだが。他には『もうすぐアイオワ』が良い。

2011/08/26

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