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サーカスの息子〈上〉 (新潮文庫)

サーカスの息子〈上〉 (新潮文庫)

サーカスの息子〈上〉 (新潮文庫)

作家
ジョン・アーヴィング
John Irving
岸本佐知子
出版社
新潮社
発売日
2008-11-27
ISBN
9784102273135
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サーカスの息子〈上〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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NAO

【誕生日読書】カナダにすむインド人医師ファルークは、自分の居場所がどこにもないと感じ、焦燥感にかられている。彼は、ダー警部シリーズというインド映画の脚本も書いているのだが、インドに帰省中、所属しているクラブで殺人事件が起こり、どうやら、このダー警部への警告であるらしい。インド、サーカス、小人、同性愛と、いつもながらのアーヴィングの猥雑な世界にどっぷりと浸りながら、犯人探しへ。

2020/03/02

田中

カナダに住んでいるインド人整形医師ファルークは、たびたびインドに戻る。そんなときにゴルフ場で起きた怪死事件を巡る奇妙奇天烈な話である。インドの映画俳優、サーカスの小人、女装した売春夫、身体に欠陥ある乞食の子供、宗教的狂信者、ハリウッド女優らがごたまぜに登場するのだ。これらの人々がカオスのようなインド社会を背景に、訳の分からないでき事に拍車がかかる。小刻みで断面的なエピソードが次から次と押し寄せなから進むのだ。いったいこれから何が起こるのか、全く予測不能である。とても長いが飽きずに読めてしまう。

2021/10/24

ソングライン

ダルワラはカナダの整形外科医、出身地のインド、ボンベイに定期的に戻り、父の残した病院で骨奇形の治療をしています。理事を務めるスポーツクラブでおこる殺人事件、死者の腹部に描かれる像の絵、それは20年前の殺人事件の際に描かれていた絵と同じものでした。40年前、父が世話をしたハリウッド女優が生んだ双子、事件を追う刑事、そして凶悪な殺人犯人、ダルワラの身辺に運命の人々が。次第に物語に心奪われていきます。下巻へ。

2021/12/23

kemonoda

アーヴィングの小説の中でもインドを舞台とした異色作。初読のときに全然腑に落ちなくてしっくりこなくて読むのにずいぶん時間がかかった記憶がありまして、今回なんとなく「今からわかるのでは」と思って再挑戦。面白く読んでます(やはり若干時間はかかりますが)。今読むと、しっかりアーヴィングの小説です。上巻のほとんどが主人公の回想で、現在時制での物語がほとんど進行しないというのがとにかくまどろっこしい・・・それが読み辛いひとつのポイントであるのだけれど、それはそれとして物語がとにかく面白いのでまどろっこしく読んでます。

2014/01/17

k.kishida

お気入りのアーヴィング、殺人事件が起きたりして今度はなにやら、ミステリー風です。上巻読み終えるのにちょっと時間がかかりすぎてしまいましたが、下巻も楽しみです。

2014/12/27

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