KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

大聖堂 中 (新潮文庫 フ 24-2)

大聖堂 中 (新潮文庫 フ 24-2)

大聖堂 中 (新潮文庫 フ 24-2)

作家
ケン・フォレット
Ken Follett
矢野浩三郎
出版社
新潮社
発売日
1991-11-01
ISBN
9784102358023
amazonで購入する

大聖堂 中 (新潮文庫 フ 24-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

たつや

2部~4部を収録。フィリップが修道院長になり、トムを指名して大聖堂を再建することに、その再建の過程の描写が史実にもとずいていそうなほどリアルで面白い。日曜日に大聖堂を修復するのは日曜の休息日に働くの?という疑問を感じていたら、すぐ勤労奉仕にあたり、殺人と神聖冒涜以外の罪は週一の奉仕で赦される。と、ちゃんと解説してくれるので、読み手の疑問を見透かしてるなと感じ、驚きと同時に凄いと感じた。そして、やっと、読み慣れてきたかなと思ったら下巻へ。

2016/11/27

翔亀

【コロナ20-2】時代は英国12世紀前半。ノルマン朝断絶のあとプランタジネット朝までの「無政府時代」という、日本の南北朝時代や応仁の乱みたいなものかな、内乱の時代だ。とはいえ、戦乱という感じではなく、各都市の毛織業など手工業や商業は栄え、大聖堂が建築されることになるキングズブリッジという架空の町も活気に満ち溢れ、修道院長や建築職人や封建領主が生き生きと描かれる。と思いきや、この作家は残酷なほどに、登場人物を栄光と悲惨の極端なアップダウンを何度も繰り返させるのだ。キングズブリッジは何度、焼け打ちにあい、↓

2020/06/16

sakadonohito

この中巻のメインはアリエナかな?上巻で登場した時にはいけ好かない人だと思ったが不幸な目に遭いながらも苦心して商売を軌道に乗せていくのをみて応援したい人に変わった。フィリップ始め幾人か視点が変わりながら物語は進行していくが、こいつ嫌だなって奴が権力や暴力で踏みにじってくるので割とハラハラしながら読んだ。トム親方がまさかあんなことになるなんて......アンタ主人公違うんかい。

2022/02/17

はる

図書館本。ケン・フォレットといえば「針の眼」をずっと前に読んだきり。それもある描写があまりに「痛い!」ものだったので、フォレット=痛い!がずっと後をひいていた。今回のフォレット=欲望が強すぎ!ありとあらゆる欲望が垂れ流しに湧いて出て、わかりやすいけれどしんどいのだった。そして、エリンの呪いは効きすぎ。

2015/06/07

天翠

怒涛の展開。トム(泣)そうあっけなく来ると思わなかったのでしばし放心…。世代は廻るのか。善良なる人々が苦しめられるのが心に刺さって痛すぎるほど感情移入して読んでいるので、何か事件が起こりそうだと感じたら、収束らへんまでページを繰って無事だということを確認してからでないと先に進めないというハマりようです(笑)とにっかく、ハムレイに天罰が下って欲しいという心持ち。大聖堂はちゃんと建つのだろうか?!

2011/09/15

感想・レビューをもっと見る