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スリープウォーカー マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ (新潮文庫)

スリープウォーカー マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ (新潮文庫)

スリープウォーカー マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ (新潮文庫)

作家
ジョセフ ノックス
池田真紀子
出版社
新潮社
発売日
2021-08-30
ISBN
9784102401538
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スリープウォーカー マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

2022年このミス海外第3位。 暗黒街と警官を描いた英国ノワール作品である。十数年前に発生した一家惨殺事件の犯人と目される人物の殺害から端を発する物語は エイダン巡査部長の視線で語られるが、 全編に漂う闇がいかにもノワールらしい。 謎解きよりも エイダンの心の彷徨が印象的な、作品だった。

2022/01/09

モルク

シリーズ第3弾。エイダンは相変わらず満身創痍。ガンで死期が迫り入院している一家惨殺事件の犯人マーティンの警護をするエイダンと相棒サティ。そこで襲撃を受けサティは瀕死の重傷、マーティンは死亡するが最後に「俺はやってない」とエイダンに告げた。過去の事件の真相をあらいだすエイダンと新しい相棒ナオミ。やっぱりゼイン・カーヴァーお前が関係してるのか。ボロボロのエイダンはさらに窮地に…ページを進めるごとにボルテージが上がる。一冊なくなっている本、この本を持って戻ってくるよね、エイダン…待ってる!

2022/09/02

ペグ

シリーズ3作目とは知らずに読み始める。主人公エイダン・ウェイツの過去に何があった?警察上司からの嫌がらせなどはかなり酷く、読みながら主人公につい肩入れして。過去に読んだ探偵や警察物とは一味も二味も違う主人公。この作家はなかなかの小説巧者だ。久しぶりのノワールを堪能。

2021/09/07

ずっきん

尻上がりに面白さを増してく三部作の完結編(かな?) ノワールと本格の融合がギクシャクしないのすごい。もっと教えてよーとモダモダさせる思わせぶりな引き。叙情的な描写は本作で最高潮に。正直ミステリ部分は見当つくんだけど、展開で予想をかわすというか、けっこう容赦無し。常に暗闇か曇天の下、ノワールドンピシャの舞台美術で踊るエイダンが痛々しい。もう、痛すぎだよ。でも、読んじゃう。ぐいぐい読まされちゃう。陽が射すような最終章のシーンが印象的で、プロローグのテッサの章とともにとてもいい。ああ、読み続けてよかった。

2022/02/01

猿吉君

エイダン3作目、完結編であまりのボロボロぶりに可哀想を通り越して笑えてしまう、でもかなりな本格推理小説でした。①とある女性にずっといじめられるエイダン、周りからもガンガンやられてマゾ小説みたいな状態、でもなんかかっこいいとすら感じてしまう筆力、お見事です。②ナオミとサティいい味出し過ぎ、続編書くならもちろん登場望む!!③犯人は半分ぐらい読んだところでなんとなく。④ゼインカーバーって結局何なのかよく判りませんでした。点数85/100→クライマックスからその後にかけてちょっと泣けてきました、良い作品です。

2021/11/22

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