トム・クランシーの原潜解剖 (新潮文庫 ク 28-5)
トム・クランシーの原潜解剖 (新潮文庫 ク 28-5) / 感想・レビュー
michu
こういうドキュメントで情報が古いとか、まったく間違った読書。でもなかなかオモシロかった。なんとなく知っていたけど、やはり原潜はとんでもなく恐ろしい兵器だ。保有しているというだけで決定的な抑止力になる。情報戦と心理戦が大部分を占めるだろう現代においてはなおさら。最近飛ぶ鳥を落とす勢いのご近所さんが原潜保有国、しかも我々は保有できない、そう思うと…気が滅入る。彼等の技術もかなり進んでるだろうしね。それでも我々は核の軍事利用はしない。有事の際に負けるとしても。そんな事を出張先の広島で思う夜。
2012/10/04
マサトク
ソ連崩壊直後の時期に書かれたもの。四半世紀も昔の本ではあるが、潜水艦の戦略的な存在意義は変わっていないことを思えば、未だ読みではある。テクノロジー的には更新もあり、地政学的にはアジアでの中国の台頭もあるから、そのあたりは前提にしなければならないとはいえ、米英の潜水艦部隊の内実を知れたのは良かった点か。
2020/06/21
kishikan
潜水艦の最大の特徴は隠密性で、海中深く潜ってしまえば、まず発見されることはなく、敵国や目標近くまで探査されることなく近寄ることができる。また、魚雷やミサイルを搭載し、海上、空中、陸上の敵を攻撃することが可能で、海を制する機能を持つ。そのため、性能や装備等は極秘であり、そうした情報をこの本は教えてくれる。さすがトムクランシー、こうした知識があるから、あのような小説が書けるのか。
telbose
おもしろくなかったような記憶がある。これにてトムクランシーは打ち止め。 映画はおもしろい。
2011/10/13
hibimoriSitaro
90年代前半までの情報なので合衆国が今もこんなに優越感丸出しでいられるのかどうかはわからない。でも潜水艦とは何ぞやのガイダンスには好適。日本の艦にもちょろっと言及あり。
2010/12/09
感想・レビューをもっと見る