人生を半分降りる: 哲学的生き方のすすめ (新潮OH文庫 36)
人生を半分降りる: 哲学的生き方のすすめ (新潮OH文庫 36) / 感想・レビュー
おいしゃん
哲学者ゆえ、難解な章もあったが、概ね興味深かった。人生から半分降りると、世間からその分相手にされないが、その分自由に使える時間を、限られた人生で好きなように使おうよ、という主張。20代から出世を諦め、会社で隠居状態で気ままに過ごす自分にとっては、テキストのような本だった。
2019/05/08
テツ
社会的なしがらみ。他人からの目。人はみなそうしたものに縛られながら生きていて、それに縛られなければ生きていけないと思いがちだけれど本当にそうなのだろうかと考えさせてくれる。人が抱える大抵の悩みって本当は勝手にこさえている自縄自縛。ぼくが生きる上で真に考えなければいけないテーマとは全く関係がないこと。たった今生まれてまもなく死んでいくであろう自分が真に見つめなければいけない、考えなくてはならないコトに向き合うためにそれ以外で時間を無駄遣いしたくないですね。
2020/03/29
takeapple
これから私も人生を〈半分〉降りようと思う。全部降りると食べていけないので、とりあえず半分、更に3分の2を目指そう。世間と妥協せず、自分のしたいことをしていこう。
2022/05/27
sayzk
本書によれば私は今「反隠遁」適齢期のようです。職場で孤立しています。本書で背中を押されそうです。どうせ死ぬんです。やってみようかな、魅惑の半隠遁。正しい自己中心主義。自分の時間。空気を読む事、協調性、気配りが何より大事に思う人、35歳以下の人はこの本読まなくていいです。
2014/05/06
sayzk
再読。あれ、こんなに哲学的だったかな。サブタイトルの方がしっくり来るぐらい。 半分降りるのは簡単だろうが、この著者のように哲学が無い、私。ただ死を恐れる。忘れようとしてしまう。で,また、思い出して恐がる。この繰り返し。自責の念
2019/11/16
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