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私たちはなぜ狂わずにいるのか (新潮OH文庫 151)

私たちはなぜ狂わずにいるのか (新潮OH文庫 151)

私たちはなぜ狂わずにいるのか (新潮OH文庫 151)

作家
春日武彦
出版社
新潮社
発売日
2002-04-01
ISBN
9784102901519
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私たちはなぜ狂わずにいるのか (新潮OH文庫 151) / 感想・レビュー

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還暦院erk

図書館本。認知症と一般の精神病との違いが知りたくて読んだ。わかりやすい文体だけれど少し毒づいたりもしてる。そんなに簡単に人は狂わない、というのは目からうろこだったが、「なぜ」狂わずにいられるのか、は通読しただけでは理解出来なかった…。

2016/03/02

ドント

再々読。来年お医者さんを辞める予定の春日武彦が30年前(!!)に書いた2冊目の著書の文庫版。処女作で「狂気のロマン」を「そんなことはないのよ……」と解体してみせた手つきそのままに、「狂気」とそれへの憧れをさらに詳しく細かく、いわば解剖までしてみせる。文芸作品や詩歌からの引用はごく少なく、世間には迎合はせずかと言って冷笑・皮肉にも陥らぬ姿勢で実践家、プロとして語っているので説得力は段違い。1冊目とともに復刊してもいい本だと思う。

2024/08/21

うさうさ

いつも通りのシニカルで辛辣な物言いが炸裂。狂人とは何なのか、狂人はどのように作られるのか、精神科医とは何なのか、などなど、一見眉を顰めたくなる読者もいるであろうほどハッキリと述べている。この著者に医療小説を描いて欲しいと切に願う。

2013/07/07

emiko

狂気とは、その治療とは、精神科医とは何なのか、人為的に発狂することは可能なのか。分かりやすく書かれていて興味深い。まあ、本当のところ何が正しいのかはよく分からないが、著者のスタンスは好感がもてるし、ところどころクスッと笑わせるユーモアもあって楽しく読めた。(「読んでるだけで頭がちくちくしてくるね」とか「渋い演技をしてみせられると思う」とか…)

2012/09/23

チェリ

とりあえず読んでみた。第5章あたりから疲れてきて斜め読み。どんな読者を設定して書かれたのだろうか?

2013/04/16

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