宰領: 隠蔽捜査 5
宰領: 隠蔽捜査 5 / 感想・レビュー
ミカママ
前作が少々ダレ気味だったので、これもあまり期待してなかったんだけど、土地勘ある横須賀が舞台だし、立てこもりモノはやっぱりドキドキ感が増しますね。警視庁と神奈川県警の板挟みになって、多少苦悩しながらも活躍する竜崎がかっこいい。繰り返しますが、彼の淡々とした言動と伊丹との絡みがこの物語の大きな魅力になってます。ラスト、邦彦はちょっとデキスギな感じですが、めでたしめでたし。
2015/05/18
zero1
大切なのは何か?このシリーズは教えてくれる。国会議員が行方不明に。伊丹からの情報で内密に調べていた竜崎率いる大森署は迎えの車を発見。中から運転手の死体が見つかる。さらに警察に犯人から電話が。逆探知から神奈川県内の公衆電話と判明。竜崎は横須賀で指揮を執る。警視庁と神奈川県警の不仲が事件解決の壁に。現場に意見を求め、責任は上が取る。竜崎はクビになると脅されても自分を曲げない。息子の東大受験も絡む。さらに事件には裏があった!このスピード感、緊迫感は本格的な警察小説として高く評価したい。シリーズはさらに続く。
2019/05/07
どんちん
長女の結婚の次は、長男の受験か。そんなことはさておき、今度は国会議員の誘拐?本当に大森署はいろいろとあるねwしかも前線本部を指揮するとは。それより、竜崎の正体(ってほどでもないか)が明らかになる時が段々水戸黄門やTV浅見光彦シリーズと似てきたかな。読み手としてはお約束シーンとして心地良いのだがww 今回の事件の真相は、なるほど最初からちょっと怪しかったんだよねといえばそれまでだが、忘れた頃にひっくりかえされた?!それにしても、竜崎と一緒に仕事をするとみな竜崎派って感じだ。次作ではぜひ竜崎派の活躍をw
2014/10/13
修一朗
期待通りの面白さでした。今読んでて最も楽しいシリーズ。少しずつ読んできたけど、新作5.5が出るそうなのでその前に。今回も原理原則に基づく行動で、神奈川県警と警視庁との確執を乗り越えちゃった竜崎署長。毎度伊丹さんに前線に送られて陣頭指揮とらされたりでパターン化してきていますが、SITによる公衆電話の絞り込みとか、それ以外のディテールは臨場感あって楽しめました。竜崎さんの心内描写により彼がアウェイの組織でいかに判断し人を巻き込んでいったのかがわかり、これも魅力です。ところで異動はまだなのかな…
2014/10/19
takaC
小説新潮連載でも読んだけど本になったので改めて通し読み。シリーズの核なんだろうが大森署署長編はもうそろそろ終わりになってもいいんじゃない。邦彦も合格したことだし、事件にもなんとなくネタ切れ感漂ってきたし、ここはひとつ・・・
2013/12/19
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