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雨のち晴れ、ところにより虹

雨のち晴れ、ところにより虹

雨のち晴れ、ところにより虹

作家
吉野万理子
出版社
新潮社
発売日
2006-07-20
ISBN
9784103006329
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雨のち晴れ、ところにより虹 / 感想・レビュー

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七色一味

読破。表紙の写真が綺麗。常盤さんがキーになる連作短編集、と言っていいのかな? 各編に登場する常盤さんがさりげない。さり気なさすぎて、連作であるという感じがしないけど、そこ、突っ込む?(笑) 噛めば噛むほど味の出る、スルメのような作品です──って、どういうレビューよ…。

2013/03/19

ゆみねこ

湘南を舞台にした6つの短編集。登場人物は、どこか無器用で、思いを上手く伝えられなかったり。「なぎさ通りで待ち合わせ」「こころ三分咲き」が好きです。

2015/08/26

えりこんぐ

湘南、鎌倉を舞台にした短編集。どの話にも、看護師の常盤さんがちらりと出てくる。その常盤さんがメインなのが表題作だったが、須藤のキャラがどうも好きになれず..この人のどこが良いのやら。お気に入りは厄落しに行く女性たちと、花嫁と女友だちの話。御参りだ!と張り切って出掛けても、ランチに流れてしまう女たちよ。。面白かった♪

2017/04/11

ぶんこ

おデブの常盤さんが、全編にちょっとだけだったり、表題作では前面に出てきていました。 看護師として勤務しているホスピスで、小学生の頃からの初恋相手須藤さんと再開。 須藤さんの為にダイエットをする健気さ、最後の章では、儚げと思われた!女性として登場。 その儚げと感じたのが佳苗さん。 親友の結婚式に出た後で、親友が自分と同じ密度ほどには、自分の事を考えていなかったのではと、落ち込んでました。 ところが佐和子さんは優しかった。 佐和子さんの結婚相手も優しい。 読後感は・・ふわ〜んとしたゆるい温かさ。

2014/08/23

*すずらん*

鎌倉・湘南育ちの私には、まるで目の前に光景が広がる様でした。懐かしくて優しくて、そしてちょっぴり切なくなりました。あの土地で私が悲喜交々 様々な経験を重ねた様に、誰かも同じ様に暮らしている。私が毎日通り過ぎていたあの場所を、特別な場所として大切にしている人がいる。鎌倉・湘南の時間は穏やかです。たくさんの人を何も聞かずに迎い入れ、そして優しく送り出してくれます。そんな土地で過ごせたことを誇りに思いました。久しぶりに帰ろうかな。少し潮を含んだ風と、トンビの声。広がる海と空は、きっと私におかえりと言ってくれる。

2013/05/16

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