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連れ猫

連れ猫

連れ猫

作家
吉野万理子
出版社
新潮社
発売日
2013-02-01
ISBN
9784103006343
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連れ猫 / 感想・レビュー

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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

バツ2の彼と同棲することになった亜沙美。でも彼の家には連れ子ではなく、ソリチュードとロンリネスという、どちらも“孤独”を意味する2匹の猫がいて・・。孤独や痛みがひしひしと伝わってくるお話でした。誰もが自分の孤独を持て余していて、その穴埋めになるものを必死で探していたというか・・。中盤はとても辛い展開でしたが、不思議と最後は晴れやかな気持ちで読み終えることができました。「連れ猫」というタイトルと、吉實恵さんの表紙絵が素敵でした♪★★★★

2013/04/20

えりこんぐ

愚かな人間たちに振り回される2匹の猫、ソリチュードとロンリネス。猫好きには読んでいて辛い部分もあるが、猫ほど『いい孤独』が似合う動物はいないんじゃないか。ロンリネスにとって、志穂子さんと過ごした年月は特別なもの。寂しさとしっかり向き合って立っていくこと。泣けるなぁ。この本は大事なことをたくさん教えてくれた一冊。読んでよかった(*´-`)

2017/06/22

ゆみねこ

表紙の2匹はどちらも「孤独」という名を持つ、アメショーのソリチュードと三毛のロンリネス。有也も亜沙美もどちらも嫌な人間で、共感しかねるけれど、猫の視点や仕草などにググっと引き込まれて一気に読めました。そうか、猫が虚空を見つめているのはそういうことだったのか?!ペンションでの晩年が幸せでよかったね。

2013/08/29

まるる

【挫折本】電子書籍。猫が表紙に書いてある手頃な価格の小説を、内容も確認せずに買った一冊。可愛い猫の表紙に誘われて半分くらい読みすすめたけど、DVやら児童虐待やら読んでてつらくなってしまった。最後まで読めば感動が待ってるみたいだけど、今の私には人の心の闇や孤独を受け止められる余裕がないみたい。いったん積読に戻して、また違う機会に読んでみよう。

2015/10/27

風里

人と猫が交互に主人公になる。出てくる人が痛いくらい孤独で、だからこそ猫がソリチュードとロンリネスなんだろう。私のこころの奥底に沈めているものは、そうか、孤独というのか。良い孤独と悪い孤独、ちょっと納得。

2013/03/30

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