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勝ち続ける力

勝ち続ける力

勝ち続ける力

作家
羽生善治
柳瀬尚紀
出版社
新潮社
発売日
2009-05-01
ISBN
9784103016724
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勝ち続ける力 / 感想・レビュー

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tkokon

【すごい!】羽生氏と翻訳家で大の将棋ファンの柳瀬氏の対談。「将棋文化」というものについての羽生氏のコメントにしびれた「いくら文化だといっても、お金の話は絶対について回りますし、生きていれば絶対離れることができないテーマですから、いかにして折り合いをつけていくかという問題になります。また、すごくむずかしいのは、いま、おそらく、現代はほとんどのものはお金をかけさえすれば、規模を大きくしたり、発展させたり、レベルを押し上げたりできるでしょう」クールに本質を見抜きながら、あくまで真摯に将棋に向き合う。すばらしい。

2013/11/01

メタボン

☆☆☆ 言葉を紡ぐ柳瀬氏と、鋭い眼光で将棋を指す羽生氏の対談は、なかなかスリリングで面白かった。羽生氏は文学者でもないのに、ジョイスのことを深く理解している節があり、やはりひとかどの人物と思った。棋譜にしても、言葉にしても、いくつもある選択肢のどれを選ぶかにより様々な分岐が出現する。それが面白い。

2013/08/14

Humbaba

同じ情報を受け取っても、今まで培ってきた情報によりそれに対するアプローチは変わってくる。ある技術が当たり前のものとして最初からあった年代の人間と、そのようなものが全くなかった人間では、考え方に違いが生じてくるのは自然なことといえるだろう。

2015/01/03

MK_andieMusik

柳瀬さんと羽生さんが懇意にしているとは知らなかったが、納得の組み合わせではある。このふたりでなければ、このタイトルでしかも対談本、おそらく手にとっていなかったと思うが、期待以上に面白く、刺激されるフレーズが沢山あった。 情報としての知識を蓄えるという発想がない、という羽生さん、これは彼の経験と生来の頭の良さを端的にあらわしていると思う。ついでに、ジョイスの作品の価値がすごいとされる理由もとても明快に解説されており、読了を諦めていたフィネガンズ・ウェイクに再挑戦しようかという気になったことも収穫。

2011/09/28

ライアン

「羽生マジック」とは不利な局面で差を広げないような手段をとったら相手がミスして逆転しただけ。今の時代羽生さんの修正能力が特に必要なのかと。

2009/08/16

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