哀しみの女
哀しみの女 / 感想・レビュー
みも
表紙カバーはエゴン・シーレ作「どこかみだらな気配のただよう唇。そして、まるで湖のような大きな目。そのかすかに赤らんだ目が、わたしをじっと絵の中から見つめたのだった。」初めて知る画家である。確かに、この絵に射すくめられた僕は蛇に睨まれた蛙よろしく凍りつき、果てしの無い虚無の中に吸い込まれそうになる。本作のモデル・ヴァリーと画家シーレとの淫靡で艶麗な関係をなぞる様に物語を構築。情念や矜持を秘めつつ、洗練された態度で自らの生き様を貫く女性。それに反して、男の身勝手さが際立ち、男が書いた女性像と言う感は否めない。
2017/08/08
わんちゃん
何回も何回も読んでいます。 とにかく哀しい。心が痛くなる。でも生きていく。生きていかなくてはいけない。 読み終わると静かに頑張ろうと思う作品です。
2018/06/01
mamaboo
読んでしばらくシーレの画集を見てた。
ジェウト
そしてさらに重ね合わせてしまうのが恋愛小説。
2012/05/17
わたなべ
エゴン・シーレ
2009/12/08
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