大人の時間 下巻
大人の時間 下巻 / 感想・レビュー
KEI
何も不自由な暮らしはしていないけれど、今の生活に違和感を覚えた二人の女性の物語。彼女たちの気持ちには共感できるし、同じような思いを持った女性は多いだろう。でも、自分たちの部屋を借りられるような、経済的余裕も実行力も無い人たちがほとんどだと思うので、現実味が無いけれど、小説だからこんなこともあっても良いのかな?
2010/06/20
ねこぱんち
現実的なお話では無く興味も引かなかった。日々の生活に物足りなさを感じることは、よくあることですが、この話の展開は無いな。
2015/09/30
あられ
昭和63年発行というこの小説。30年と言う時間が、女性の生き方をこれだけ変わらせているのだと感じた。どう差し引いてもこの主人公の二人の女性は、団塊の世代と呼ばれる男性の大人の女性はこうあってほしいという願望なんだろうと感じた。この程度までなら羽目を外してもいい…そんな感じが匂う。今女性はもっともっと魅力的に生きているから、この二人にそれほど新しさを感じない。五木寛之好きなんだけれどなあ、この本に関しては「世代小説」になってしまったなあ。
2018/11/01
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